丗捌ノ炎 ページ40
愼寿郎side
Aが帰ってきたらしい、挨拶に来たがいつもの威勢はなく静かだった
それどころか、自分の同じ目をしていて動揺した
昔、自分が無能さに打ちめされていたあの頃と同じ目
煉獄家には必ずしもこうして打ちのめされたり、自信をなくす者が多数出る
それは初代炎柱から続くのでそう珍しくはない
しかし、青い炎の呼吸を使うものは例になかった
昔よく、Aが赤い炎でないことを気にしていたが、私にはその力に憧れていた
例にないもの、記録があまりないものには何かしら大きなものが隠れている
その1つが青い炎の呼吸である
おまけにAは大胆なところがあった、杏寿郎の死をきっかけに鬼殺隊の隊士になってしまう程だ
私にはそんな大胆さはない
それに才能はある、杏寿郎もAも…
もし私が今のように挫折していなければきっとAは今頃にはもう経験も積んでいたはずの立派な剣士だったことだろう
千寿郎も賢い子だ、そして優しい
先程、突然部屋を訪れ
「父上に姉上を導いて欲しいのです、お願いします」と言って頭を下げた
いつの間にか息子や娘が成長していたことに、目元が熱くなったのは秘密だが…
今までの償いになるかは分からないが、せめて後悔しない道に導けれるようにしよう
刀を持ち、部屋を出た
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烏璃(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。本当に面白かったので今後も応援しています。番外編も小説になったのなら是非読ませていただきたいなと思う内容でした。楽しみに待っています。頑張ってください。 (2019年11月12日 22時) (レス) id: f27bf2df20 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - ありがとうございます!!!語彙力フル活動で頑張ります!! (2019年11月11日 19時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ3。(プロフ) - わぁぁ!!好きです!! こういう作品大好きなんです!!応援してます!! (2019年11月11日 17時) (レス) id: 57e27a7918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:為人 x他1人 | 作成日時:2019年10月27日 19時