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廿陸ノ炎 ページ28

華やかに輝く花街にはたくさんの人が足を運ぶ

しかし、綺麗に飾られたの世界の裏には汚らしい物が隠されていても花街は賑やかに栄えているのが現実で



人と人の欲が重なり交わり、人の人生をお金で買えてしまうのが花街の世界









先程から大きな音が連発している、おそらく鬼が動いた可能性が高く

呼吸の気配的に、鬼の方向には炭治郎がいる






宇髄さんと合流できたらなおいいのだが、とりあえず炭治郎の元へと思い足を進めていた




いつもより足が軽く前に足が進む
身体も体温がどんどん上がっていて心地いい









宇髄「おい!煉獄妹!!」

『…!宇隨さん!』




後ろを振り返れば宇髄さん、そして更に後ろに伊之助や善逸がいる

皆が生存している姿に安堵していた









『あそこですね』

宇髄「そうだな」



すぐに隣に並んだ宇隨さんと、ある建物に静かに入り込んだ


そこには顔を焼かれた鬼と鬼化した禰豆子ちゃん抑える炭治郎がいた







宇髄「おい、これ竈門禰豆子じゃねーか
派手に鬼化が進んでやがる」






気配もなく登場した宇隨さんに炭治郎は驚いているが

さらに違和感をもったのは反対側から侵入した私に鬼が気づいていない事だろう





今も鬼の背後に立っているが鬼は気づかない

この鬼、弱すぎる









宇髄「お前上弦の鬼じゃねぇだろ、弱すぎなんだよ
俺が探ってたのはお前じゃない

なぁ?煉獄妹」


『…はい』







鬼の首に刃をふるい、刀を鞘におさめる

カチャンという音と共にあっけなく鬼の首が落ちた



堕姫「…え」







落ちた首を見下ろし、瞳を観察する

そこには数字が書いてあった、陸と





『上弦の陸…?違う、私が探している鬼は陸じゃない…参だよ参』



ふつふつと怒りがまだ込み上げてくる、体温が限界まで上がっているのが分かる

血が沸騰しているかのよう、このままでは何処かの血管が切れてしまうかもしれない


刀を握る手が強くなる









鬼に抜刀しようとした瞬間、ふいに声が聞こえた




“A、呼吸が乱れている 集中しなさい”

とんっと額をつつかれた気がした









上がりすぎていた体温が、適切に高い体温に戻り
頭が先程より働く









宇髄「…落ち着いたみたいだな」

気がつけば宇髄さんが心配そうに顔を覗きこんでいる




『はい、もう大丈夫です』

思わず口角があがった



兄の存在が私の怒りを時に奮い立たせ、時に制御してくれることに気づけたから

廿漆ノ炎→←廿伍ノ炎



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:アニメ
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烏璃(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。本当に面白かったので今後も応援しています。番外編も小説になったのなら是非読ませていただきたいなと思う内容でした。楽しみに待っています。頑張ってください。 (2019年11月12日 22時) (レス) id: f27bf2df20 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - ありがとうございます!!!語彙力フル活動で頑張ります!! (2019年11月11日 19時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ3。(プロフ) - わぁぁ!!好きです!! こういう作品大好きなんです!!応援してます!! (2019年11月11日 17時) (レス) id: 57e27a7918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:為人 x他1人 | 作成日時:2019年10月27日 19時

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