拾陸ノ炎 ページ18
それから数日、いくつかの任務にあたり
この数日働き詰めだったことから、御館様から休暇を取りなさいと言われ、今日炭治郎に会おうと思って蝶屋敷を訪れている
『こんにちは〜ぁ、しのぶさん』
しのぶ「あらAさん、今日はどんなご要件で?」
中に入ればしのぶさんがいつもの笑顔で出迎えてくれた
『炭治郎元気かなぁと思いまして、、あ!お団子持ってきたので頂いてください!!』
途中、団子屋で買ったみたらし団子や三色団子が入った包みを差し出せば
しのぶさんは「あらあら、ではお茶を入れて皆で食べましょうか」といってお茶を入れに行ってしまった
その足で庭にまわれば声が聞こた
見れば、炭治郎、タンポポ頭の子、猪の子が鍛錬に励んでいた
いつ声をかけようか伺っていると、炭治郎がちらっと視線を向け目が合った
その瞬間、あ!と声を上げぶんぶんと手を振ってくる
炭治郎「A〜!!」
その姿にくすっと笑みをこぼしながら私は歩み寄る
『久しぶり炭治郎、前より顔色良さそうで安心した』
私が炭治郎に話しかければ、タンポポの子が炭治郎に「ぁ、え、えぇ?!た、炭治郎の知り合い?!!」と少しテンパリながら聞いている
炭治郎「うん、煉獄さんの家に訪れた時にね」
『先代炎柱の煉獄 杏寿郎の妹の煉獄 Aです
今は兄に変わり、炎柱をつとめてるので任務で一緒になったらよろしく!!』
と、普通に言ったつもりなのだが反応がない
しーーーん、と空気が固まっている
…あれ?なんかまずいこと言った……?
炭治郎「は、柱だったのか?!!」
その空気を断ち切ったのは炭治郎、めちゃくちゃ驚いてる顔だ
『…あれ??言ってなかったけ…?ごめん!!
あ、柱でも実力は他の柱の人にはおよばないし!普通に接して??』
炭治郎「…わ、分かった」
こくっと承諾してくれる、、が
さっきから他の2人の視線がちょっっと痛い
何考えてるかわかんないので、おそるおそる口を開く
『…他の二人の名前はなんて言うの?』
私が聞けばはっとするように2人が口開いた
善逸「…!あ、、我妻善逸…っ」
伊之助「…嘴平、嘴平伊之助だ!」
『うん!よろしくね!!善逸、伊之助!!』
そして、またしーーんとなる
…なんだろう、、これ
……?なんか、悲しい雰囲気がした…
『…あのさ、違うかったら申し訳ないんだけど
今、兄上のことを考えてたりする?』
そう問えばピクッと二人の肩が揺れた
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烏璃(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております。本当に面白かったので今後も応援しています。番外編も小説になったのなら是非読ませていただきたいなと思う内容でした。楽しみに待っています。頑張ってください。 (2019年11月12日 22時) (レス) id: f27bf2df20 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - ありがとうございます!!!語彙力フル活動で頑張ります!! (2019年11月11日 19時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ3。(プロフ) - わぁぁ!!好きです!! こういう作品大好きなんです!!応援してます!! (2019年11月11日 17時) (レス) id: 57e27a7918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:為人 x他1人 | 作成日時:2019年10月27日 19時