殺らせてみせな？という少女は触手持ちでした4

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業「＿＿えぇ？他人の心配してる場合？
一位は取るの君じゃなくて、俺なんだけど？？」

「「「…………」」」





業「言ったじゃん。次はE組全員容赦しないって
一位は俺で、その下もE組。霧島さんかなぁ？

浅野くんは10番辺りがいいとこだね」



『うわ。サラッと私も煽られた』

村松「おーおー、カルマがついにイキり宣言」

竹林「一学期と同じ結果はごめんだけどね」

寺坂「今度は俺にも負けんじゃねぇのか？？」





やられたら、やり返す。
チャンスだと漬け込んだ寺坂は、まんまと腹に蹴りを入れられ、やり返されていた。

正直私が煽ったところでなんにもならない。寺坂みたいな馬鹿が煽るからこそ、やり返しがよく効く。



磯貝「浅野。今までだって本気で勝ちに言ってたし、今回も勝ちに行く。

いつもオレらオマエらはそうしてきただろ？
勝ったら嬉しくて、負けたら悔しい。んで、その後は格付けとかなし。もうそろそろそれでいいじゃんか。

コイツらと戦えてよかったって、オマエらが感じてもらえるよう、頑張るからさ」





業「余計なこと考えてないでさぁ、殺す気で来なよ。
それがいちばん楽しいよ？」

『今回、私も本気で勝ちに行く。
集中できなきゃ、来年支配されるのは君の方になるね？』




＿＿自分が上か、相手が上か。
白黒つけたい真剣勝負に、一度私は逃げてしまった。

約束した前期末テスト。順位に私の名前はなく、ただし満面の用紙のみを理事長から渡される。

浅野くんの屈辱感は計り知れない。


だからこそ、半年ぶりに約束を果たす。
今度こそ、本気で君に向き合って、私が勝つ。

「＿＿面白い。ならばボクも本気でやらせてもらう！！」





そう満足げに、浅野くんは去っていった。
＿＿＿＿あとはどちらも最善を尽くすのみ。

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