156話 ページ23
業「だからぁ！！そのタコが頑張って渚くんみたいなヘタレ出さないために、楽しい教室にしてきたんだろ！！
殺意が鈍ったら、この教室成り立たないからさぁ！
その努力も分からないのかよ
体だけじゃなくて、頭まで小学生かよ」
ヒートアップしていく言葉、本音。
伝えたいこと、本当の想い。
それぞれ思いが強いからこそ、対立する意見は自分に対する否定に聞こえて、真意がズレてしまっている。
＿＿渚くんの殺意のこもった目が、カルマくんを煽る。
業「え？？何その目？
小動物のメスの分際で、人間様に逆らうの？」
渚「……ボクは、ただ」
業「文句があるから、一度でも喧嘩に勝ってから言えば？
受けてやるから来いって……ほらっ、ほらっ、ほらっ！！」
赤羽くんが渚くんの肩をド突くと、赤羽くんの首に蛇が巻きついた。
＿＿飛びつき三角絞め
渚「ボクだって、半端な気持ちで言ってないッ！！」
業「コイツ……ッ！！」
仕舞いには、磯貝くんと前原くんが赤羽くんを
杉野くんが渚くんを抑え込む事態まで発達してしまった。
そんな息苦しい空気に、私が口を開いた。
『＿＿ねぇ。落ち着いてよ』
その場に広がる殺気に、全員が黙った。
私だって、頭では分かってる。殺せんせーが大好きだから、それぞれの想いがあるから争ってる。
それでも、喧嘩に発展するのは見ていられなかった。
『二人とも、言いたいことは分かる。
大切だから、楽しかったからこそ一緒にいたいし。そんな暗殺教室を作った、殺せんせーの意志を尊重したいのもわかる。
でも、二人が喧嘩したってなにも決まらないでしょ』
渚「……ごめん。霧島さん」
申し訳なさそうに謝る渚くんを、差し置いて
磯貝くんや前原くんから解放された赤羽くんの視線と、重なった。
業「霧島さんってさぁ、いつもわかった気でいるよね。
自分は暗殺者として経験積んでるから、命の価値とか、罪の重さわかってますよ〜って感じ出してて、ウザイし
そのくせ、自分のことになると結論出せないしさ。
何偉そうに言ってんの？」
自分でも分かってる。
E組に来た時、今日みたいなことが起こることを、知ったかぶったり。寺坂が選択を迷った時、口のいいこと言ったりした。
そのくせ、自分に選択肢が与えられた時、私は直ぐに結論を出せない。カエデの触手を抜く時に、注意を逸らさなきゃいけない時も、直ぐに行動できなかった。
＿＿全部、分かってるだけ。
『……ッ！！私は』
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為人(プロフ) - いゆんよさん» ありがとうございます！頑張ります！！ (2022年7月27日 23時) (
レス) @page23 id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
いゆんよ(プロフ) - 投稿見ました！Twitterフォローさせていただきました。これからも頑張ってください。完結も楽しみです。 (2022年7月27日 23時) (レス) @page24 id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - いゆんよさん» はわわ！ありがとうございます！いつも長らくお待たせしてしまい申し訳ないです！！夢主ちゃん、私も大好きなんです！☺︎投稿にいつも間が空いてしまっているのですが、これからも読んでくださると嬉しいです！ (2022年7月20日 23時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
いゆんよ(プロフ) - コメント失礼します、とても面白い作品で大好きです。続きが出るのをワクワクしながら待ってます！見てるとあ、夢主ちゃぁん！カッコいい！！ってずっとなっていますwこれからも頑張ってください！ (2022年7月20日 23時) (レス) @page23 id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - あさん» ありがとうございます。名前はミスでした……すみません（泣）。あってはいけないミスでした、、教えてくださりありがとうございます（土下座） (2021年11月7日 11時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：為人 x他2人 | 作成日時：2021年3月5日 21時
