147話 ページ14
暗殺者、私、律、イトナくん。
危険が及ぶ可能性のある人物の情報は提供される
しかし、政府が関わっていない以上、深く情報が提供されない。
__それが、茅野カエデだった
私は、最も速く派遣された暗殺者だと言われていたため、生徒たちを疑わなかった。
その夜、烏間先生に連絡をとった
『茅野カエデが転校生なんて知らなかったんですが、何で初めの情報に書かれていないんですか?』
烏間「茅野さんはヤツが派遣される前の転入生だったからだろう。国家秘密なんだ、偶然としか思わな……いや、こちらに落ち度がある。すまなかった」
『椚ヶ丘の転入試験は簡単ではない、転入してまでE組にいるということ自体不自然のはずです』
烏間「…そうだな。オレたち爪が甘かった。すまない」
『……いえ、ちょっと、、いやかなりショックで、八つ当たりしました。忙しい中時間割いて下さってありがとうございました。では、失礼します』
地下の実験室のソファに腰掛けると、天井を仰いだ。
__本当に、ショックだった。
何より、気づけなかったその事実に。
そして、触手を見て確信した。あれは野良の触手で
カナデの触手と私は細胞的に相性が良い。
私のそばにいることで、触手の細胞バランスが安定して痛み止めになっていた可能性がある。
明日、戦闘になれば最悪の場合カエデは死ぬ。
生命力が枯渇した結果。戦いが終わった瞬間、カエデの心臓は止まる。
『…そんなの駄目』
騙されていたかもしれない。
カエデがかけてくれていた言葉で救われたけれど、カエデは何も思っていないかもしれない
でも、私はその言葉に救われたから
『……明日を、無事乗り越えられますように』
三つの薬を用意する
そして、明日を迎える心の準備をした
・
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茅野「来たね。じゃあ、終わらそ?」
「……」
すすきが揺れ、触手によって断ち切られる。
茅野「殺せんせー、殺せんせーの名付け親は私だよ
ママが、めっ、してあげる!」
殺せんせー「茅野さん、その触手をこれ以上使うのは危険すぎます!今すぐ抜いて治療しないと命に関わる!!」
茅野「何が?すこぶる快調だよ?
ハッタリで動揺を誘っても無駄よ」
渚「茅野、全部演技だったの?
楽しいこと、色々したのも、苦しいこと、皆で乗り越えたのも」
渚くんが、皆が一番聞きたいことを聞いてくれた
茅野は答える「演技だよ」と
その言葉にチクリと、胸が傷んだ。
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為人(プロフ) - いゆんよさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2022年7月27日 23時) (レス) @page23 id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
いゆんよ(プロフ) - 投稿見ました!Twitterフォローさせていただきました。これからも頑張ってください。完結も楽しみです。 (2022年7月27日 23時) (レス) @page24 id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - いゆんよさん» はわわ!ありがとうございます!いつも長らくお待たせしてしまい申し訳ないです!!夢主ちゃん、私も大好きなんです!☺︎投稿にいつも間が空いてしまっているのですが、これからも読んでくださると嬉しいです! (2022年7月20日 23時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
いゆんよ(プロフ) - コメント失礼します、とても面白い作品で大好きです。続きが出るのをワクワクしながら待ってます!見てるとあ、夢主ちゃぁん!カッコいい!!ってずっとなっていますwこれからも頑張ってください! (2022年7月20日 23時) (レス) @page23 id: da21190636 (このIDを非表示/違反報告)
為人(プロフ) - あさん» ありがとうございます。名前はミスでした……すみません(泣)。あってはいけないミスでした、、教えてくださりありがとうございます(土下座) (2021年11月7日 11時) (レス) id: 8ac863d303 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:為人 x他2人 | 作成日時:2021年3月5日 21時