いやいやいや！何を勘違いしてらっしゃる！？【刀剣乱舞】2

５１話 ページ7

健斗「稽古場、着いたね！」

薬研「そうだな、それじゃ、さっそく手合わせするか？」

長谷部「ああ、手加減は無しで、まずは薬研と俺がやろう」

薬研「長谷部とかぁ、俺っち、強いぜ？」

長谷部「ふん、お前には負けん」

健斗「な、なんか地味に喧嘩してないか…それじゃ、俺が始め！って言ったら始めてね？」

長谷部「分かった」


健斗「いくよー…………始めっ！！！」



ダッ

言った瞬間に長谷部が自慢の機動を使って薬研に向かって走っていった

長谷部は薬研に木刀を振り下ろすが薬研は受け止め、一度弾き、距離をおいた

長谷部「ふ………なかなかやるな」

薬研「おいおい、俺っちはまだ何もしてないぞ？…次は此方からだ」

薬研だって短刀なのだから、機動が早い
長谷部の後ろに素早くまわり、長谷部に斬りかかろうとする

カンッ

しかし、長谷部はすぐに後ろを向き、刀を受け止めた…

薬研「長谷部もやるじゃねぇか…」

長谷部「これくらい容易い」


カンッカンッカンッ

健斗「…ふむ」

…観察していて分かったが、長谷部は機動生かして相手の方へ向かい、一気に振り下ろすような行動が多いな、一撃一撃が重そうだ

薬研は打撃が短刀故に小さいから、長谷部よりは重くなさそうだが…相手の隙をついて一気に攻めるような行動が多い…隙をつかれたら終わりのようなものか

健斗「長谷部は機動と打撃に気を付けて、薬研は機動に気を付けて、油断しないようにすれば大丈夫かな」



カンッ！！

長谷部「っ！」

薬研「ふぅ…勝負ありか？」

薬研が長谷部の首もとに木刀を押し当てている…どうやら薬研が勝ったみたいだ

健斗「お疲れ〜、互角だったんじゃないか？」

薬研「そうだな、下手したら俺っち負けてたぜ」

長谷部「俺が負けるとは…」

ありゃりゃ…結構落ち込んでる…

健斗「まあまあ、落ち込まないで！次は俺と手合わせしよ？」

薬研「そうだぜ、落ち込むなって！」

長谷部「…そうだな、健斗、相手を頼む」

健斗「了解！」

薬研「健斗〜頑張れよ！」

健斗「ん、ありがと薬研！」


勝てる確率の方が低い…だけど勝ってみたい、長谷部を負かすっていうのはアレだけど…こういう勝負事には勝ちたい主義なんだよ！

薬研「行くぞ！」

だから頑張っちゃうよ





健斗「…負けない」

長谷部「！(目付きが変わった…)」

薬研「………始め！」

健斗「そりゃぁぁぁぁ！！」





絶対に………勝つ！！

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