5.光は此処に ページ6
敦「だったら僕が君を守る!
僕を信じてくれ!」
初めてだったんだ、こんなこと云われたの
____
「し、死神だ!」
「逃げろ!殺されるぞ!!」
「いやあっ、来ないで!!」
私の周りで飛び交うのはいつもこんな言葉ばかり
死神だから...
私の中にはもう一人の私がいるから__
でも...もし...
期待しても良いのなら___
敦「ごめん。」
突然、声が聞こえ、私は顔をあげた
敦「簡単に信じろ、だなんて...
信頼っていうのは長い年月をかけて生まれるものだ。
今すぐに僕を信じるなんて無理だよね...。」
嗚呼、神様
こんな私でも光を見ても良いのでしょうか
この人は私を救ってくれるのでしょうか?
『厭、信じますよ、貴方のこと。
初めて云われたんです。守るって。
本当に、期待しても良いのでしょうか...?』
敦「勿論。」
彼は強い眼差しでそう云う
『そういえば、どっちが本当の私かって聞きましたよね。』
敦「あ、うん。でも、大体分かった。
今の君が本当の君なんだろう?」
『そう。私は生まれつき二重人格なんです。
剣を相手に向ければ、私は私じゃなくなる。
お陰で人々からは死神と呼ばれてきたんです。』
そしてもう一度彼を見る
やっと、やっと見つけた...!
『ありがとうございます。
やっと光を見つけることが出来ました。』
そこで私の記憶は途切れた
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時