22.疑惑 ページ23
『...え?』
何故、私の視界が真っ暗になったのか
敦くんに抱きしめられていたからだ
敦「焦ったんだよ...っ!
Aちゃんが芥川と一緒に居るから何かあったのかと...」
彼は一層、私を強く抱き締める
『え、えーっと...敦くん?』
私が控えめに彼の名前を呼ぶと、ハッとしたのか、急いで私から離れた
敦「うわあああっ!ご、ごめん!!」
『え?あ、だ、大丈夫ですけど...』
......
何だろう...めっちゃ気まずい!
敦「と、取り敢えず探偵社に戻ろっか!
国木田さん、Aちゃんのこと探してたし!」
『そ、そうですね!戻りましょうか。』
ここで、一つ。
私の中にとある疑問が浮かぶ
(敦くんって、鏡花ちゃんのことが好きなんじゃなかったっけ...?)
____________
国「漸く戻ったか、A!
早速だが、依頼が来てるぞ!」
私が探偵社に帰るや否やそう云う国木田さん
『えっと...何時ですか?』
国「悪いが、お前が非番の日だ。
別の日に休みは取らせる。来週の火曜日、行けるか?」
ぴくり、と自分でも分かるくらい“来週の火曜日”というワードに反応する
『...すみません、国木田さん。
その日は既に用事が出来てます...。』
国「...そうか。
であれば、敦と鏡花辺りに頼んでおくか...。」
国木田さんの云う、その二人の名にまた、私はぴくり、と反応してしまうのだった
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時