16.別れ ページ17
『もう終わるって...それって、どういう...?』
A「君が今まで、二重人格みたいになっていたのは君が僕、異能を操れなかったから。
...操れたとしても僕の意思の方が強かったから自然と僕という人格が表に出てたんだ」
彼女はそう云うと一歩、二歩と後ずさる
A「そして、今の君には今戦っている彼らを助けることが出来る。」
『...如何すればいいんですか?』
A「意識を取り戻したら、出来る限りの殺気を彼奴に突きつけるんだ。
その分の力と体力は僕の分をあげるよ。」
『...じゃあ、あなたはどうなるの...?』
私がそう問うと、彼女は少し黙った後、口を開いた
A「...消える。でも、消えるのは僕という意思だけだから。異能力だけが君の中に残るよ。これでもう君が苦しむこともない。」
私が意識を取り戻したら、確かに敦くんたちを救うことが出来る
その代わり、彼女が消滅する
彼女は今まで私を守ってきてくれていたのだ
方法はどうであれ少し、複雑だった
A「あー、そんな顔しないで。
大丈夫だから。今の君は一人じゃない。
でも...忘れないでほしいな。」
君の中に僕という存在がいたこと___
そこで意識は途絶えた
大切な人を、守るんだ___!
そのために刃を奮え____!!
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空白 - 私なのか僕なのか… (2020年1月16日 0時) (レス) id: 3ab98cba01 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雫size | 作成日時:2019年11月10日 18時