〔TOB〕氷の誓い (ページ10)

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第八話:地脈脱出ページ10

アルトリウスがいる部屋の扉を開け中へと入るユルール達

ミルト「アルトリウス……！」

静かに佇んでいたアルトリウスに反応するミルト

アルトリウス「お戻られになるのをお待ちしていましたミルト様

そして……ここまで来たのかベルベット」

そう言うアルトリウスにベルベットは

ベル「アルトリウス!!!」

ユルール「駄目だベルベット！僕らも向かうよ！」

ダッとアルトリウスに突っ込んでいくベルベットにユルールが全員に言う

ユルールの言葉に武器を持ち、戦い始めるロクロウやライフィセット達

しばらく戦うとユルール達は圧され、他の対魔士達も集まってしまい、対魔士はミルトに戻ってこいと言っている

アイゼン「どういうことだ？」

ロクロウ「ミルト？」

アイゼンとロクロウがミルトに聞く

ミルト「これは……」

そういうやり取りをしていると空間に裂け目ができ、皆逃げるため飛び込む

地脈内…

マギルゥ「いて!」

ユルール「っ！」

この場所に入った様なままに着地は出来ず体を打ったマギルゥとユルール

ユルール「っ…大丈夫かいマギルゥ？」

と心配してユルールが聞くと

マギルゥ「大丈夫な訳がなかろう!?儂の柔肌が傷になるところじゃったんじゃぞ!?」

と叫ぶように言うマギルゥ

ユルール「大丈夫そうで良かったよ」

ニコッと笑顔を向けながら言うユルール

マギルゥ「……お主のその爽やかスマイルにさっきの言葉を言って悪かったという気持ちになるんじゃけど」

ハァとため息を出すマギルゥ

ユルール「？」

その言葉に分からない顔をするユルール

マギルゥ「いや……もうお主は分からんでもいいいい」

疲れたように言うマギルゥ

ユルール「そう？取り敢えず先に進もうか」

先に立ち上がっていたユルールはマギルゥに言った時、叫び声が近づく

マギルゥ「儂らはここじゃよー！早く来ておくれ！」

ユルール「ロクロウ！ミルト！」

声に顔を二人は見合わせると大声で言う

ロクロウ「おお！ここにいたのか！」

ミルト「マギルゥ、ユルール無事で何よりだ」

ユルールとマギルゥに二人が言う

マギルゥ「うむ」

ユルール「うん」

ロクロウとミルト二人の言葉に頷く

ロクロウ「それにしてもここは何処なんだ？」

ユルールとマギルゥにロクロウが訊ねる

ユルール「ああ、ここは」

ユルールが答えようとした時、ユルール達を光が包むのだったー…