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第四話:懐かしい夢 ページ6

懐かしい夢…

君と彼らがいていつも笑っていた時の夢ー…









「…い…お……ユ…ル……おい!いつまで寝てる気なんだ!ユルール!」

草原で眠る僕を起こしに来た君は

少しだけムッとしていた

僕「ふわぁ〜…おはようカノヌシ…あれ…僕結構寝てた?」

太陽の高さからかなり寝ていたと青ざめる僕

カノヌシ「そりゃあもう気持ち良さそうに」

呆れながら言う君

ユルール「ごめんごめん」

微かに笑いながら言う僕

カノヌシ「たっく…ほら行くぞ。あいつらが待ってんだから!」

そう言い僕の手を引っ張る君

しばらく走っていると

「お!やっときたか!!」

赤い髪で赤い瞳の屈強な男が言う

「全く…遅いぞお前達」

橙色の髪と橙色の瞳の男が言う

「…いつものことだ」

薄緑色の髪と翠玉の瞳の青年が言う

「あの二人らしいと言えばらしいでしょう」

薄水色の髪と深い海のような瞳の女性が言う

カノヌシ「あちゃー」

カノヌシは空いていた左手で顔を隠す

ユルール「ムスヒ、ウマシア、ハヤヒノ、アメノチ…おはよう」

僕がそう言うと

ウマシア「おはよう…?昼近くでおはよう?」

時間に厳しいウマシアはかなり怒っているようだ

ムスヒ「まっ!いいじゃないか!寝る子は育つっていうしな!」

豪快な性格で皆を元気づけてくれるムスヒはガハハハと笑っている

アメノチ「貴方とユルールは根本が違うんですからね?わかってます?」

毒づくこともあるけど優しい慈愛に満ちているアメノチ

ウマシア「同感だな」

同意するウマシア

ムスヒ「どういう意味だ!!アメノチ!ウマシア!」

「おいっ!」と二人に食って掛かるムスヒ

ハヤヒノ「…はぁ、またか…。ユルール、カノヌシ。ああはなるな」

無口で無表情が多いけど皆をまとめるリーダー役をするハヤヒノがムスヒ達を指して言う

ムスヒ/ウマシア/アメノチ「どういう意味だ!!/どういう意味ですか!!」

息ピッタリで言う三人

ハヤヒノ「そのままの意味だ」

無表情で言うハヤヒノ。四人で口喧嘩になる

カノヌシ「ははっ!」

ユルール「ふふっ!」

僕とカノヌシは笑い出して顔を見合せると

ムスヒ「ハハッ!」

ウマシア「くくっ!」

アメノチ「ふふふ」

ハヤヒノ「ふ……」

ハヤヒノ達も笑い出す

「「「「「「あはははは!!」」」」」」

皆の笑い声が草原に広がっていく

皆が側にいた楽しかった時間

そして………絶対にもう戻らない時間ー…

第五話:決意と出会い→←第三話:バスカヴィル一族の依頼



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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時

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