第三十七話:マクリル浜で ページ38
ユルールが苦笑いしていると
マギルゥ「みやげ屋よどこで見たのじゃ？」
マギルゥがみやげ屋にグリモワールをどこで見たのかを聞く
「この先のマクリル浜だよ」
みやげ屋は少し驚きながらもマギルゥに答える
マギルゥ「渚で黄昏ておるとは、ますます姐さんらしい！さぁ、海へ急ぐぞ！」
みやげ屋の言葉にマギルゥは大きく反応しベルベット達に言う
ベル「はぁ……」
マギルゥの反応にベルベットは疲れたような溜息をする
テラリア「ベルベット……」
テラリアもベルベット同様に困った顔をする
ユルール「マクリル浜に向かおっか」
ユルールの言葉にマクリル浜へと向かい
ベル「あたし達が探しているグリモワールもビエンフーみたいな聖隷なのよね？
正直、アレがライフィセットやアイゼンと同じ聖隷とは思えないんだけど？」
マクリル浜に着くとベルベットが言う
マギルゥ「疑問はもっともじゃが微妙な話も多くてのー」
ベルベットの言葉にマギルゥがやれやれという感じで言う
ビエンフー「話せる範囲でお話しするでフよ〜」
マギルゥに続いてビエンフーが言う
ベルベットとロクロウが聞くが答えれないとビエンフーが言う
カディ「話すと言っておいて話せない……ってか」
キセルを吸いながらカディッシュは言う
ユルール「話せる範囲でって言うから話せる範囲ではないということだと思うよ」
カディッシュの言葉にユルールが言う
ベル「話せないことばかりじゃない何なら話せるわけ？」
ベルベットはビエンフーの答えに期待してない感じで聞く
ビエンフー「例えばボク達がどんな種族かとか、聖隷界ではどんな位置づけや能力とか」
フィ「あ、それ聞いてみたい」
ビエンフーがベルベットの言葉に答えるとライフィセットが反応する
テラリア「確かに私もノルミンについて知らないことがある……ビエンフー教えてもらえるか？」
ライフィセットに続いてテラリアがビエンフーに言う
ビエンフー「分かりましたでフよ、テラリア様。ライフィセットもよく聞くでフ〜！
ボク達は"ノルミン族"というれっきとした聖隷の一種族なんでフよ
他の聖隷と比べると、自然を操る霊力は落ちるんでフが、他者の能力を引き出し強化する力に秀でてるんでフ」
ライフィセットとテラリアの言葉に頷くとビエンフーは二人にノルミン族について説明する
ユルール「(二人共真剣に聞いてるな……)」
ユルールは二人の様子を優しく見るのだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2017年2月10日 12時
