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第三十五話:イズルト2 ページ36

ロクロウ「ハリアの業魔……派手に暴れていいる業魔みたいだな」

オスカーとテレサの姉弟の話を聞いてロクロウがベルベット達に言う

ベル「事実なら利用できるかも」

ロクロウの言葉にベルベットがそう答える

ユルール「(それはそうかもしれないけど……でも……)」

ベルベットとロクロウの言葉に内心納得するがユルールは他のことが気になっていた

マギルゥ「それにしても、奇遇じゃのー。儂らが来たこのタイミングでオスカー参上するとはのー」

ユルール「うん」

マギルゥがベルベット達の言葉にそう言うのに頷くユルール

エレノア「……私を疑うのはわかります。でも、証拠があるのですか?」

ベルベット達はエレノアを見る

ユルール「(対魔士だからね〜。しかも、スパイだし、ね……)」

その様子にベルベットとエレノア達のやり取りを見る

ベル「証拠はない。でも、対魔士のあんたは聖寮の"理"で繋がってる」

エレノアの言葉に少し睨むようにしながら言う

マギルゥ「儂らには仲間の繋がりはないがの〜」

マギルゥは前に進んで言う

テラリア「マギルゥ!」

マギルゥの言葉を否定するようにマギルゥの名を言う

マギルゥの言葉にエレノアはギリッと拳を握る

フィ「……エレノアは告げ口なんてしてないよ」

マギルゥにライフィセットがそう言う

ユルール「(ライフィセットは優しいな……)」

ライフィセットの言葉にユルールは少し驚くが直ぐに微笑んで見る

マギルゥ「どうかのー?風呂の時も監視しとるのか」

ライフィセットの言葉に誰が聞いても問題発言の言葉を言う

エレノア/フィ「「えっ!?」」

特にライフィセットとエレノアが驚き反応をする

ユルール「(ちょっと、マギルゥ!)」

マギルゥの発言にユルールは慌てる

フィ「お風呂の時は……僕外にいるから分からない……けど」

マギルゥ「その間にコソコソ聖寮と話ができるというわけじゃろ」

ライフィセットの言葉にバッサリという程の言葉でライフィセットの言葉を切り捨てる

ユルール「(バッサリだな……)」

マギルゥの言葉にユルールは苦笑いする

ベル「死ぬまで従う約束だったわね」

エレノア「……その通りです」

ベルベットとエレノアは睨みあう

ユルール「ちょっと」

睨みあう二人にユルールが言おうとしたとき

ロクロウ「お前達が潰しあっても聖寮が喜ぶだけだぞ」

カディ「だな。厄介な業魔と裏切り者の対魔士が一度に消えたってな」

ロクロウの言葉にカディッシュ頷きながら言うのだったー…

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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時

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