第三十一話:ロウライネの戦い2 ページ32
ユルールは自身が倒したワイバーンをもう一度見るとベルベット達に視線を移す
マギルゥ「フラッドウォール!」
エレノア「霊槍・獣炎!」
ロクロウ「四の型!」
カディ「サンダーブレード!」
エレノア、マギルゥ、ロクロウ、カディッシュの四人で一体のワイバーンを
アイゼン「エアスラスト!」
フィ「カレイドイグニス!」
テラリア「無影の軌跡!」
ベル「飛天翔駆!」
アイゼン、テラリア、ライフィセット、ベルベットの四人でもう一体のワイバーンを相手にしていた
ユルール「もう少しであっちの戦いも終わるね……」
ベルベット達のそれぞれの戦いを見て小さく呟くユルール
ユルール「(メルキオル……何を考えて……)」
ザビーダがメルキオルを縛り上げながらもう一度広場に戻ってきたのを見てそう思うユルール
グオォォォォォォォ!!!
雄叫びをあげ、三匹の業魔ワイバーンが動けなくなり、アイゼンとベルベットが動く
アイゼンちベルベットが業魔二体を倒したところでザビーダが表情を変え睨む
ユルール「っ!(まさか……!)」
メルキオルの目的を理解したユルールはベルベット達の方向を見る
最後のワイバーンをベルベットが喰らおうとするがザビーダが直ぐ様妨害する
ユルール「(まずい!)駄目だザビーダ!!」
ザビーダに叫ぶユルール
ザビーダ「あ?」
エレノア「どうしたんですか?」
フィ「ユルール?」
ザビーダやベルベット達も反応するが遅く、メルキオルがザビーダの持つ銃を術で包む
ユルール「(しまった!)」
内心で気付くのが遅れたことに悔しげにするユルール
テラリア「メルキオル!今のは……!」
メルキオルが使った術を知っているのかメルキオルが逃げる前に聞こうとするテラリア
だが、メルキオルはそのままテラリアの問には答えず消えてしまう
ザビーダ「待ちやがれ!!」
消えたメルキオルを追って外へと出ていくザビーダ
カディ「俺達も後を追うぞ!」
出ていったザビーダを追うとユルール達に向かって叫ぶカディッシュ
ロウライネの外にザビーダが悔しそうに立っていた
フィ「ザビーダ!無事だったんだね!」
安心したように言いザビーダに駆け寄るライフィセット
ザビーダ「逃げられたがな」
険しい表情のままそうライフィセットに言うザビーダ
ユルール「僕がもう少し早く気付ければよかったんだけど……」
ザビーダに申し訳なさそうに言うユルール
表情には出していないが、ユルールの何かを感じたライフィセットだったー…
第三十二話:ロウライネからレニードへの道中→←第三十話:ロウライネの戦い
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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時