第二十八話:ロウライネへ ページ29
ベルベット達に説明することを諦めたユルールは黙ってベルベット達の後ろを付いていく
ロウライネに向かう……その前にレニードでマギルゥもベルベットにサレトーマを飲まされ全員安心し向かっていた
ユルール「アイゼンも案外血の気多いよね」
走って向かいながらそう言うユルール
テラリア「アイゼンにとってアイフリードはそれだけ大切な存在だということだろう」
ユルールの言葉にそう言うテラリア
ロクロウ「だが、前にあったように聖寮の連中が仕掛けた罠じゃないのか?」
ロクロウが疑問に思ったことを聞くように全員に言う
ユルール「(アイフリードを捕まえても目当てのモノが手に入らなくて聖寮は躍起になってる……ザビーダを狙う聖寮の狙いは……)」
向かいながらユルールは聖寮が何故ザビーダを狙うのかを考える
エレノア「どうかしましたか?考え事……ですか?」
心配そうにエレノアはユルールに言う
ユルール「うん。ザビーダを狙っているみたいだけど……何のために……って思ってね」
少し考えるようにしながらエレノアに言うユルール
エレノア「あ……」
ユルールの言葉にハッとするエレノア
マギルゥ「合流すれば分かるのではないのかえ?」
少し笑いながら言うマギルゥ
テラリア「アイゼンはロウライネまでもう着いてしまっただろうか?」
ユルール「どうだろう……そのぐらい近くまでは行っていそうだけど……」
テラリアの言葉にユルールが言う
カディ「大丈夫だろ。彼奴ならその辺で警備の対魔士を殴り倒してるだろうから追い付けるだろ」
カディッシュがテラリアとユルールの二人に言う
エレノア「な、成る程……」
ベル「さっさと行くわよ!」
エレノアがカディッシュの言葉に引きつりながら納得しているとベルベットが言う
ユルール「(さてさて……何が待ち受けているのやら……)」
ロウライネの方向を見ながらそう思うユルールだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時