第二十三話:テラリアの服 ページ25
アイゼン「サレトーマが先だ」
目の前のやり取りにため息をつきアイゼンが言う
ユルール「ごめん、ごめん。忘れてないよ」
ユルールがアイゼンに苦笑いしながら言う
テラリア「き、着替え終えたんだが……どうだろうか?」
そう言いながらテラリアが後ろに立っていた
フィ「わぁ!」
マギルゥ「ほほう」
アイゼン「ふむ」
ロクロウ「おお!」
カディ「ふぅむ」
ベル「へぇ…」
エレノア「テラリア様…!」
ユルール「ふふ」
テラリアの格好を見てそれぞれそう反応する
テラリア「に、似合わないだろうか……?」
顔を赤くしながらそう聞くテラリア
ユルール「(あれ?もしかして……照れてる?)」
いつものテラリアではない様子にそう考えるユルール
エレノア「そんなことないです!お似合いですテラリア様!」
フィ「うん!すごく似合ってる!」
テラリアの言葉に直ぐ反応しそう言うライフィセットとエレノア
ロクロウ「しかし…テラリアそんなに髪長かったんだなぁ」
アイゼン「ああ」
服を着替えるためか髪を下ろしていて、腰位の長さになっている
テラリア「と、取り敢えず髪は着てから結おうと思ってそのままなだけだ…
その……あまり見ないでくれないか?」
顔を赤くしながらそう言うテラリア
そんなテラリアにベルベット達は更に言うがテラリアは顔を赤くしたままだった
ユルール「(ようするにしたことのない格好で恥ずかしいってことか…)」
テラリアとベルベット達のやり取りを見て聞いていたユルールはそう思う
その後、テラリアの髪はベルベットが結い、大急ぎでサレトーマが取れる樹林へと向かう
フィ「?」
その樹林に着くとライフィセットが首を少しだけ傾げる
ユルール「ライフィセット、どうかした?」
首を傾げたライフィセットにそう聞くユルール
フィ「あ、うん…何かね感じるような気がして」
と答えるライフィセット
ユルール「そっか(確かに……この奥から地脈点を感じる……
まさか喰魔が此処にいるのか?)」
ライフィセットの言葉に少し考えるように頷き、内心ではそう考えるユルール
カディ「何処で対魔士に遭遇するか分からねえ……気抜くなよ」
カディッシュが樹林に進む前にベルベット達にそう言う
ベル「分かってるわよ」
カディッシュの言葉にそう答えるベルベット
ユルール「さて、喰魔がいるか確かめないと。いれば確実だね……」
ユルールは進む中小さく呟く。その呟きは誰の耳にも聞こえなかったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時