第九話:脱出先 ページ11
光が収まるとどこか違う場所に出ていた
ユルール「おや……まさかもう地脈を出るとは……」
周りをキョロキョロしながら言う
ユルール「(カノヌシ……どうして……アルトリウスを……)」
ユルールは目を瞑り、もう一度目を開け歩き出すと御座での出来事を思い出す
「此処は…谷?……なら…外に出たのか?」
思い出しているとそんな声にハッとして声の下へと向かう
ユルール「君も此処に出たんだね」
着いた場所にはミルトがいてユルールの声に振り返る
ミルト「ユルール!無事だったんだな」
振り返ったミルトの言葉にユルールは頷く
ミルト「皆は?」
ミルトはユルールに他の仲間のことを聞く。がユルールはミルトの言葉に首を横に振る
ミルト「そうか……ならば探そうか」
ユルール「そうだね」
ミルトの提案を即答で頷き答えるユルール
ミルト「いいのかい?私の意見だけで?」
ユルールの即答に驚きミルトはユルールに聞き返す
ユルール「同じことを考えていたからね。反対する理由はないよ」
小さく笑うとミルトに答えるユルール
ミルト「そうか……」
ユルールの言葉に目を数回パチパチとさせると、ベルベット達を探しに奥へ向かうミルトとユルールだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2017年2月10日 12時