1真偽 ページ3
どうして……どうしてこんなことになったんだろう……
そう目の前で起きてることをどことなく他人事のように見ながら思う
遡ること数十分前……
やっと退院し、今まで使っていたノーマルトリガーだと、回復したとはいえ重症を負った体への負荷が大きいため病気や体の弱い人達用の特別仕様のトリガーヘ一時的に変更しその調整がやっと終わり、
受け取り換装して具合を確かめ問題ないとなり、やっと隊員としてもう一度動けると思ってランク戦ブースでランク戦をしているであろう同級生達を見てから本部内の何処かに行こう
と考えていた加瀬はブースへとやって来たら即座に気付いた嵐山に捕まり、弓場に生駒、柿崎と合流し、「よかった」や「試しランク戦でもしよう」と話す
そこに二宮隊がやって来て、二宮が加瀬に一言言うがその言葉に嵐山達がキレ言い合い状態になるとそこに迅がやって来て鶴の一声のように二宮と加瀬が模擬戦すればいいと言い、冒頭へとなる
二宮「どうした?さっさと来い。こちらも暇ではないからな」
マップ内に移動し、目の前の二宮が加瀬に言う
「あ…は、はい」
フォンと二宮の言葉に慌てて自身の周りにトリオン弾を展開させる
一方、ブース外のモニター前では…
「どっちが、というか二宮さんが勝つとは思うけど辻ちゃんはどっちが勝つと思う?」
「二宮さんでしょう」
と映像を見ながら二宮隊の犬飼と辻が言う
「おいこら迅……てめぇ何で加瀬1人でやれっつたんだぁ……」
「そうやそうや!」
少し離れた場所でモニターを見つつ、加瀬VS二宮の模擬戦をするようにした迅を弓場と生駒が少し睨みながら(弓場は少しではないが)言う
嵐山とはっちゃけた19歳組の中では常識人の柿崎も弓場と生駒の言葉に頷いてジトリと迅を見る
迅「そうすれば良いっておれのSEが言ってたからね」
二宮はよく誤解される。本人が言った意味とは違うく周りが取る……というか、そうとしか取れない言い方しかしない二宮だ。今回の4人がキレたのもそういうことだろうと迅は思いつつ、4人(1人は迫力のある)の顔の圧力に困りながらも迅は4人に言うとモニターを見る
4人も視線をモニターに戻すと同時に周りがざわつく。モニターにはトリオン体がかなり損傷し、押されている二宮と多少の損傷はあるものの、優勢な加瀬が映っていたのだったー……
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作者名:クーシー | 作成日時:2022年5月25日 21時