流星２ ページ4
ある日、１７歳組で談笑をしている時に一月がやって来た。どうしたのかと奈良坂が尋ねるとあさひに少しと一月が答え、あさひに向かい合うと
一月「あさちゃん、うえ」
あさひ「一月が代わりに」
一月が言わんとしていることを瞬時に理解したあさひは彼の言葉を遮り、早口で言う
一月「……早いよあさちゃん」
わかってたけどね……と苦笑いしながら言うとそのまま上層部へと向かう
「呼ばれたのなら行くことが当然だろう」
あさひ「誰が行って話を聞いても結果は同じ。だったら私でもなくてもいいでしょう三輪」
あさひの対応に眉間に皺を寄せ三輪があさひに言うと淡々と無表情で答える
三輪とあさひの二人のやり取りに他の１７歳達は絶対零度の吹雪が舞っていたのを見た
熊谷｛ちょっと米屋！どうにかしてよ！｝
三輪と同じ隊の米屋に熊谷がどうにかしろと通信で言う
米屋｛はっ!?無理だって！｝
熊谷の通信に米屋は驚く
那由多｛怖いよ〜！(涙目｝
那須｛よしよし。大丈夫よ｝
震えながら那由多は隣の那須にしがみついてその那須は那由多の頭を撫でる
出水｛おっかねぇ……｝
顔を少し引き攣らせ出水はそれ以上は無言になる
辻｛……っ｝
米屋｛逃げんな辻！｝
黙って席を立とうした辻は隣の米屋に捕まれ逃げれなくなる
小南「何よこの空気」
たまたま通りかかった小南は絶対零度の空気の場所に呟く
更にその後ろからは
楽「兄ちゃんあれって……」
風間「大丈夫だろう。任務に向かうぞ楽」
楽「はぁーい」
目をぱちぱちとさせながら隣の兄にどういうことかを聞こうと楽が話しかけると何があったのかを察した風間は小南の前の様子から大丈夫だと判断して弟の楽を連れて任務へと向かう
あさひ「貴方がどれだけ正論を言おうとも私は決めたことを今さら変える気はありません」
三輪があさひに続けて言おうとするとあさひがそれを遮ってそう言うとあさひはスナイパーの訓練室へと向かう
ギリっとあさひに言えなかった三輪は歯を噛み締める
那由多「(あさちゃんは本当に上層部が……というよりも城戸司令がかなぁ……)」
猫耳を悲しそうに那須にしがみつきながら那由多はパタパタさせる
小南「はぁ……」
その様子を見ていた小南はスマホを取り出してメールをする
直ぐ様返信が来るとその返信を見て頷くと小南もやっとその場を離れるのだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2019年6月2日 16時
