〔TOZ 〕意志継ぐ光の天族 (ページ47)

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if：ハーレイがスレイの幼馴染の天族だったら…… ページ47

注意：ハーレイがスレイの幼馴染の天族。ミクリオは人間でスレイの兄弟同然。ピュウイはミクリオに付きっきり。グレイスは出てきません

～

ハーレイ「お前達、何やってるんだ？」

目の前で騒ぐ兄弟のような人間二人をジト目で見ながらハーレイは言う

「「ハ、ハーレイ……」」

ギクッと体を硬直させる人間……スレイとミクリオが振り向く

ハーレイ「また老に叱られても俺は知らないからな」

はぁと溜め息をしてスレイとミクリオの二人に言う

ミクリオ「う……」

スレイ「いや、だって……」

急に二人はモゴモゴとしだす

ハーレイ「さっさと戻るぞ」

二人の様子にそれ以上は何も言わず帰ろうとハーレイは言う

その時

ゴロゴロ……ピシャーン!!!

と雷が落ちる

スレイ「今の……」

ミクリオ「ジイジの……！」

雷を見てスレイとミクリオが小さく言う

ハーレイ「(侵入者……！)スレイ！ミクリオ！急いでイズチに戻るぞ！」

二人に言うとハーレイはバッと走り出す

ミクリオ「うん！」

スレイ「ああ！」

ハーレイの言葉にスレイとミクリオは頷くと走り出すがスレイは壁画を見て立ち止まる

ハーレイ「何してる！」

二人が来ているかハーレイが振り返るとスレイが立ち止まっていてハーレイは叫ぶ

ミクリオ「スレイ！」

立ち止まったハーレイと同じように立ち止まり振り返ったミクリオも叫ぶ

ハーレイとミクリオの二人の声にスレイも動き出す

先頭をハーレイが走っていると足元が崩れていく

ハーレイ「なっ!?」

落ちると思った次の瞬間ハーレイは落ちずにいた

ミクリオ「大丈夫か？」

ピュウイ「キュイ？」

スレイ「間一髪」

ミクリオとスレイがハーレイの襟を掴んで助けていた

ハーレイ「……ああ。上げてくれ」

自分がどんな状態なのかを理解すると襟を掴んでいるスレイとミクリオの二人を見ながら言う

ハーレイの言葉にスレイはニッと笑い、ミクリオは頷くと引き上げようと力をかけると二人の足場も崩れ三人と一匹(ピュウイ)が落ちていく

スレイ「うわああああ!?」

ミクリオ「嘘だろぉぉぉぉ!?」

ピュウイ「キュイィィィ！」

スレイとミクリオは叫び、ピュウイは必死にミクリオの肩にしがみつきながら鳴く

ハーレイ「っ！」

落ちながらもハーレイは底があるのかと考え、天響術を直ぐに使えるよう準備をするのだったー…