〔TOZ 〕意志継ぐ光の天族 (ページ46)

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光４４ページ46

ハーレイ「成程……憑魔の疑似領域で対応できるか見て、次はさっきのようなことで導師がどう答えるかを見ているというわけか……」

今までの出来事を静かに分析したハーレイはやや疲れたようにしながらエクセオに分析した見解を言う

「そうだ」

ハーレイの分析した見解にエクセオは彼を見て頷き答えるとスレイへ視線を移す

「あらためて挨拶しよう、導師スレイ。私が天族エクセオだ」

スレイに視線を移したエクセオは改めてスレイ達に自己紹介をする

ミクリオ「全部わざとだったのか。悪趣味だな」

自己紹介したエクセオにミクリオが思ったことを言う

ユルール「そうではないよ」

ミクリオの言葉に首を振ってユルールが違うとやんわり否定する

カディ「ああ。試練はをどう出すかはそれを司ってる天族が決めているかそう決められてんだからな」

ユルール「この場合は後者だろうね」

違うと否定したユルールの言葉に頷きカディッシュが試練は護法天族が決めるか、最初から決まっているのだろうと言う。その言葉にユルールは頷きミクリオを見ながら言う

「確かにそうだが、人間の悪趣味に相対するのが導師の運命なのだから」

カディッシュとユルール２人の言葉にエクセオは頷いて言う。２人の言葉が当たっていたのか微妙な声音だ

「まあ、多少ケレンがすぎたのは、私が人間だったせいかもしれないな」

気にしていないのだろう。はっはっはっと軽く笑いながら続けて言う

ハーレイ「(多少じゃないだろ……って)」

エクセオの言葉にハーレイははぁ……とため息を吐く。一拍空けてエクセオの言葉に反応する

スレイ「人間だった！？」

ハーレイと同じようにエクセオの言葉に周りが驚くが、代表するようにスレイが叫ぶ

「おやおや、なにも知らないのだな」

エクセオはスレイ達の反応に珍しそうにしながら言う

「天族になって久しいが、元はあの通り」

エクセオは後ろを振り返り、少し上を見る。スレイ達も同じようにエクセオの視線を追うとそこには人らしき何かを見つける

そこにある存在がエクセオ自身が天族となる前の人間だった時の姿があった

エドナ「天族にはニ種類あるのよ

天族として生まれたものと、人間から天族となった者と」

エクセオの言葉に同じように視線を移し見たものにハーレイやスレイ達が驚き固まっているとエドナが傘を回しながら言う

ハーレイ「(人から天族になる者と最初から天族の者……)」

内心でハーレイはエドナの言葉を繰り返すのだったー……