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光30 ページ31

スレイ「いや……ってか、まさかここが!」

ロゼの言葉と村長の言葉を考えたスレイが気付いて目の前の扉と村長を見る

村長「そう。ここが火の試練神殿イグレインです」

そんな今いる場所に気付いたスレイに村長は頷いて答える

スレイ「入ってもいいかな?……って、ここまで勝手に入っちゃったけど」

村長の言葉にスレイは別なことに気付くと直ぐに困ったように村長に聞く

村長「試練の神殿は死の危険を伴う場所とされます。それでも?」

スレイの言葉に村長は試すように聞き返す

スレイ「行くよ。秘密の神殿、見てみたいし!」

村長の言葉にスレイは頷き、好奇心を抑えられない子どものようにワクワクしながら答える

村長「お行きなさい若き導師よ。ここはあなたのための場所です」

そんなスレイの言葉に村長もどこか嬉しそうに言い、試練への扉を示す

スレイ「行こう!」

村長の言葉にスレイは振り返り全員に言う

ハーレイ「ん……」

スレイの言葉にハーレイは腰の剣に手を掛けながら答える。他のメンバー全員もそれぞれの反応をして答える

全員の答えを聞くとスレイは頷き火の試練神殿イグレインの扉まで行くと扉を開け中へと入っていく

スレイの後ろを付いて行き、ハーレイは見送る村長…教皇とすれ違う

ハーレイ「貴方にとってスレイはグレイと同じ希望なんだな」

聞こえていないだろうが、ハーレイは村長の様子にグレイスと話している時と同じ様子に呟いて行く

ロゼ「あっつ!何ここ!」

火の試練神殿イグレインの扉を開け、試練神殿へ入るとその中の熱さにロゼが叫ぶ

カディ「予想はしてたがもう一つ扉を開けりゃあもっとだろう」

叫んだロゼにカディッシュはクルクルとキセルを回し、止めると同時に指し示す

ユウナ《大丈夫ロゼ?》

熱さに叫んだロゼをスレイが動き出したと同時に他の天族達と同じようにスレイの中に戻っていたユウナが心配して言う

ハーレイ「……中は火山だったりして」

まだゴドジンから入ったばかりの場所でかなりの熱さにハーレイは奥にある扉を見ながら言う

ピュウイ「キュイ〜……」

ハーレイの言葉にピュウイは彼の肩で力無く鳴く

カディ「火山だろうがなんだろうが、行くしかないだろう」

ハーレイの言葉にカディッシュは吸っていたキセルをクルクルとまた回しながらスレイ達に言う

ユルール「そう言っている間に、その扉の目の前に着いたけど?」

苦笑いするユルールが扉を指差し辛そうにしているスレイ達に言うのだったー……

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作者名:クーシー | 作成日時:2018年3月24日 22時

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