光１９ ページ20
ハーレイ達は情報を集め終えると一度集まり情報を話し合っていた
ユウナ「ユルールはまだなんだね……？」
周りをキョロキョロと見ながらユウナが言う
カディ「奴は大丈夫だろ。結局ユルールも言っていたあの洞窟が怪しいってことか」
ユウナの言葉にカディッシュが言うと続けて岩で塞がれた所を見ながら言う
スレイ「どうすれば……」
腕を組んでスレイは悩む
ハーレイ「……地の天族のエドナならなんとか出来るんじゃないのか？」
岩で塞がれた所を見ていたハーレイは視線をエドナに移して言う
エドナ「ええ」
スレイ「エドナの天響術！」
ハーレイの言葉にエドナが頷くとスレイがエドナを見る
ミクリオ「やってみてくれ」
エドナ「やってもいいけど。ミクリオが『エドナお嬢様、どうか岩をどかしてください』って頼むなら」
ミクリオの言葉にエドナは傘を回しながらミクリオに言う
ミクリオ「おい、ふざけてる場合じゃ」
エドナ「手がかかるのよエドナお嬢様は」
エドナの言葉にミクリオは少し怒ったように言おうとするがエドナが遮りミクリオに言う
ミクリオ「ぐ……根に持つな……」
エドナの言葉に詰まったようにミクリオが言う
エドナの言葉にミクリオが顔を顰めているとどんどん言わなければならないものが増えていく
ハーレイ「(何だよこれ……)」
ミクリオとエドナに腕を組みながらハーレイは溜め息をする
ライラ「エドナさんそれぐらいに」
スレイ「この岩をどかして欲しいんだ、エドナ。お願いします」
ハーレイが溜め息した時、ライラがどうにかしようとするがそれよりも早くスレイがエドナに頭を下げてお願いする
エドナ「スレイはいいのよ!?」
スレイの行動にエドナは驚きながらもスレイに言う
ハーレイ「 ！ 」
ハーレイもスレイの行動に驚くが、スレイの言葉を待つ
スレイ「俺も、力を貸してもらうことが当たり前に思ってたかもしれない
そういう心のせいで穢れが広まってきたのを見てきたのにな見て
感謝するのを忘れちゃダメなんだよな。天族を祀るのも。仲間と旅するのも」
エドナに向きながらスレイは少し俯いてエドナに言う
ハーレイ「(グレイは改めて思い返すってことをしてなかったな……"感謝するのは当たり前だろ"って……)」
スレイの言葉にグレイスを思い出しながらスレイを見極めるようにハーレイは見るのだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年3月24日 22時
