光１６ ページ17
ゴドジンに少し遠回りしながらもハーレイ達は無事にゴドジンへと辿り着く
ハーレイ「(寄り道をしたとはいえ……)長かった……」
辿り着くまでにした長い長い寄り道にハーレイが思い、呟く
ピュウイ「キュ〜……」
ハーレイの呟きにピュウイは困ったように鳴く
「あ！よそものだ！」
「こら！そう言う言い方したらダメって学校で習ったろ？」
ハーレイ達に(天族は見えていないが)少女が気付きハーレイ達を見ながら言い、側にいた少年が少女に言う
「そうだった！」
少年の言葉に少女が同意する
「「こんにちわ！」」
少年と少女はハーレイ達に挨拶をする
スレイ「こんにちわ」
ロゼ「この新しい建物、学校？」
スレイは挨拶し返し、ロゼが建物について聞く
「そうだよ！村長さんがつくったんだよ！」
「村の将来のためにね」
少女がロゼの言葉に答え少年が続けて言う
スレイ/ミクリオ「「学校か！」」
少年と少女の言葉にミクリオとスレイが同時に反応する
ハーレイ「 ？ 」
二人の様子にハーレイは？を浮かべる
「街のものに比べたら、ささやかだろう？」
落ち着いた声がハーレイ達に掛けられる
スレイ「そうなの？オレが育った村にはなかったから」
ミクリオ「ちょっと憧れだったよね」
老人の言葉にスレイが言い、ミクリオがスレイに言う
ハーレイ「(マシドラ教皇……)」
目の前に現れた老人にハーレイは目を見開き驚く
「ゴドジン村長スランジです。こんな辺境まで、どんな用で？」
驚くハーレイを他所に老人がスレイに言う
スレイ「えっと人を」
スランジの言葉にスレイが正直に言おうとするがエドナがスレイの中から出て来て遮る
ハーレイ「正直に言う奴があるか」
スレイに近付き、ハーレイはスレイに呆れながら小声で言う
ロゼ「仕事で。辺境の食べ物について調べるとか、そんな感じ」
エドナの行動にロゼは気付き慌ててスランジに言う
スランジ「それはご苦労なことです。幸いこの村は、大きな飢饉にはみまわれてはいません」
スランジはロゼの言葉に頷き言う
「それどころか、前よりも豊かなぐらい」
「村長のおかげでな！必要なものがあったら遠慮なく言ってくれ」
スランジの後ろの男と女が言う
ハーレイ「(ゴドジンはそんな豊かな村じゃない……教皇が何かしたのか？)」
教皇-スランジ村長と後ろにいる男女をおかしいとハーレイは思いながら見る
ピュウイ「キュ〜……」
ハーレイの肩でピュウイが警戒の鳴き声を上げるのだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年3月24日 22時
