〔TOZ 〕意志継ぐ光の天族 (ページ10)

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光９ページ10

カンブリア地底洞に着くと左右に分かれていて、セルゲイと同じ騎士団の兵士がいる反対側を見て回った後、兵士がいる側に向かう

ユウナ「ビックリしたよ……あんな憑魔もいるんだね……」

カンブリア地底洞の水辺に普通よりも強い憑魔がいたことにユウナは驚く

ハーレイ「……ああいうのは、時々その辺に出るぞ？」

ピュウイ「ピュイ」

ユウナの言葉にハーレイがしれっと言うとピュウイが同意するように鳴く

ミクリオ「それでも、ギリギリだったよ……」

スレイ「だな……」

ぐったりしたようにしながらミクリオとスレイが言う

カディ「地底洞という造りもあって穢れが溜まって憑魔が強くなった……そんなところだろ。地底洞っていうのは穢れが抜けにくい造りだからな」

カディッシュがスレイとミクリオにクッキーを渡しながら言う

ロゼ「そうなの？」

ロゼも渡されたクッキーを食べ終えたロゼがカディッシュに聞く

ライラ《はい。あの憑魔のように強くなることは稀ですが……》

ロゼにライラがスレイの中から答える

デゼル《だが、いい鍛練にはなっただろ？》

エドナ《ええ。命懸けだったけど》

エドナとデゼルがライラに続いて言う

カディ「今後の戦いにおいての反省点はかなり見つかったな」

憑魔との戦いでのことを思い出しながらカディッシュが言う

カディッシュの言葉にスレイ達全員が苦笑するとちょうど少しだけ広い場所に出ようとした

その時、憑魔がハーレイ達の目の前をゴオォッと吹っ飛んでいった

ハーレイ「！」

スレイ「な、何だ!?」

ミクリオ「っ！」

カディ「おいおい……！」

ロゼ「な、何だー!?」

ユウナ「な、何!?」

エドナ《何よ？》

デゼル《っロゼ！》

ライラ《これは……！》

全員が何事かと驚いていると

「……あれ？スレイ？」

目の前で憑魔が吹き飛ばされた後、スレイに声をかける青年

ハーレイはその青年のことは分からなかったがスレイ達の知り合いであることを、スレイの表情と青年の言葉で分かるハーレイのだったー…