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光25 ページ26

スレイ「なんで教皇様がこんなことを?」

ハーレイの様子を気にしながらスレイが村長に聞く

村長「聞きたいのはこっちだ。なぜ私が教皇などという望んでもいない仕事をしなければならない」

村長に聞くスレイの言葉に村長が聞き返す

ユルール「おや。開き直りですか?人間誰もが皆望んだものになれるとは限りません……望んだことさえも、ね」

村長の言葉にスレイの後ろにいたユルールが一歩だけ前に出て大人に困ったことする子どもに諭すように言う

村長「私が聖職についたのは家族にささやかな加護を与えたかったから……ただそれだけだったのに」

ユルールの言葉にスレイ達はギョッとするがカディッシュはため息をし、村長は苦しそうに辛そうに顔を歪めながら言う

ハーレイ「教皇……(こんな教皇見たことがない……)」

村長の言葉にハーレイはどう声をかけたらいいか分からないながら呟き思う

ピュウイ「キュウ」

考えるハーレイにピュウイが鳴く

ハーレイ「ピュウイ?」

鳴くピュウイに目をハーレイが向けた時

村長「ぐっ、ゴホッ」

村長が咳き込む

「村長!」

スレイ「村長さん!?」

村長が咳き込み、膝をつき倒れると浄化
された村の男とスレイが驚き声を上げる

ハーレイ「教皇!」

倒れた音に目をピュウイから音が聞こえた方向に向け、ハーレイは驚き声を上げる

ユウナ「な、何が起きたの!?」

村長が倒れたことにロゼの後ろに隠れていたユウナだが驚く

ユルール「村長大丈夫ですか!」

いち速く倒れた村長をユルールが仰向けに寝かし直す

カディ「意識は……!無さそうだな」

少し遅れカディッシュがユルールに近付き村長の容態を聞くと首を振る

ハーレイ「(教皇に一体何が……)」

側に近付くとハーレイは倒れた村長に何があったのかと考える

スレイ達もハーレイがカディッシュに続くように近付くと後に続く

カディ「さすがに洞窟内じゃ穢れが滞留する。外に連れ出した方がいい」

村長の胸の所の服を開きカディッシュはサッと何かを塗り言う

ユルール「そうだね。すみません!村長殿をすぐに外へ出します!その事を伝えてください!」

カディッシュの言葉に頷くと直ぐにユルールは村人に叫ぶように指示を出す

ハーレイ「スレイ。ユルール達に任せよう」

ピュウイ「キュウ」

どうすればいいのかとおろおろするスレイとロゼにハーレイが言うとピュウイも同意し鳴くのだったー…

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作者名:クーシー | 作成日時:2018年3月24日 22時

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