〔TOZ 〕意志継ぐ光の天族 (ページ13)

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光１２ページ13

ユルール「氷の神器、だよ」

スレイにユルールが言って差し出した冷気を纏う剣だった

ハーレイ「(氷の神器……！)」

ユルールと神器を見ながらハーレイは驚く

ユウナ「でもなんで……？」

オズオズとユウナがユルール神器を差し出した理由をに聞く

ユルール「ん？僕はスレイの戦力になればと思ってね」

スレイに神器を手渡しながらユウナに言う

スレイ「戦力って……」

ユルールから驚きつつ神器を受け取ると、スレイはユルールの言ったことに苦笑いしながら言う

ロゼ「氷の神器があっても氷の天族がいないじゃん！」

スレイの言葉にロゼがハッとしたように言う

ユルール「それは大丈夫だよ」

ロゼの言葉にユルールはロゼに笑いかけながら答える

デゼル「何故言い切れる？」

ユルールの自信にデゼルは不信そうに言う

ライラ「ミクリオさんは水の天族ですが氷も少しは扱えるからですか？でも……」

デゼルの言葉に頷きながら困ったようにライラがユルールに言う

ユルール「僕だよ。僕が出来る」

スレイ達にユルールが自身を指差しながら言うとスレイ達沈黙する

「「「「「「……えええぇぇ!?」」」」」」

全員が(デゼルは叫ばずに驚き、カディッシュは驚かず)驚く

ロゼ「ちょっそれどう!!」

ユウナ「な、なんで!?」

ミクリオ「そんなことがありえるのか!?」

スレイ「どういうこと!?」

ユルールの言葉に全員が混乱し、聞き返す

ユルール「僕は生まれるはずのない天族と人間の間に生まれた者でね。人間としての神依と天族としての神依の両方が出来るんだ」

困った笑いを浮かべユルールがスレイ達に言う

ハーレイ「(そんなことがありえる、のか……？)」

ユルールの言葉に驚きハーレイは右手を顎に当てながら考える

カディ「こいつはこんな奴だけど………一応は信用出来る」

ユルールの言葉にカディッシュがユルールに左親指をクイッと向けながら言う

スレイ「そうなんだ……よろしくユルール」

カディッシュの言葉にスレイが頷く

ユルール「一応って……」

二人の言葉にユルールは苦笑いする

ユルール「そうそうスレイ。僕は倍神契約をしていなくても真名が分かれば神依が出来るよ

『ハニューム＝レクシオ』……それが僕の真名だよ」

スレイにユルールは思い出したように真名を言う

スレイ「『ハニューム＝レクシオ』……分かった改めてよろしくなユルール！」

ユルール「うん！」

スレイはユルールの真名を聞くと、笑顔でまた握手を交わすのだったー…