第五十七話:ハリアでの解読 ページ9
ベル「さっさと行きましょう。そのハリア村とやらに」
ベルベットが少し睨むように全員に言うとハリア村へと向かう
テラリア「ここが……ハリア村……」
ハリア村に着くとテラリアは呟くように言う
ユルール「穏やか……だね」
どこか懐かしそうにユルールが言う
カディ「宿屋で部屋を借りて古文書をグリモワールに解読してもらおうぜ」
カディッシュがテラリア達に言う
グリモ「奥の浜辺の方に宿屋があるわ」
カディッシュの言葉にグリモワールが言う
テラリア「(ここがアメノチ信仰をする村……ハリア村……)」
カディッシュとグリモワールの言葉に頷くとテラリアは思うとベルベットの後を追う
浜辺の宿屋に入り、部屋を取ると部屋へと入る
グリモ「じゃあ、解読を始めるわ……」
部屋に入るとグリモワールが言う
ロクロウ「姐さんの集中できるように俺達は外で待とう」
カディ「だな」
ロクロウの言葉にカディッシュが頷くと全員を外に促す
フィ「あの……僕、残ってもいいかな」
ライフィセットが出ていこうとするベルベット達に言う
フィ「古代語の勉強したいんだ。静かにするしグリモ先生の邪魔はしないから」
そのままライフィセットは続けて言う
グリモ「……坊や今、何て言った?」
ライフィセットの言葉にグリモワールは反応する
フィ「えっと……静かにするし」
グリモ「じゃなくて、今なんてあたしを呼んだ?」
グリモワールの言葉にライフィセットは考えるようにしてもう一度言おうとするがグリモワールがライフィセットが言った自身の呼び名を聞く
フィ「グリモ先生……"姐さん"はいらないって言ってたから」
グリモワールの言葉にライフィセットが照れ臭そうに言う
グリモ「それ、気に入ったわ。あんたに古代アヴァロスト語教えたあげる」
ライフィセットにグリモワールが嬉しそうに言う
フィ「ありがとうございます、グリモ先生!」
グリモワールの言葉にすごく嬉しそうに礼をライフィセットがグリモワールに言う
テラリア「(ライフィセットの後で言いづらいが……)私も残っていいだろうか?解読の手伝いをさせてほしい
私にはライフィセットのように古代アヴァロスト語を教えなくてもいい、ただ解読の手伝いだけでも構わない。頼めないだろうかグリモワール」
言いづらそうにしながらテラリアがグリモワールに言うが真剣な表情をグリモワールに向けながら頼み込むテラリアだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時