第五十六話:グリモワール捜索〜依頼3〜 ページ8
グリモ「坊や達、随分熱心じゃない……」
グリモワールがテラリアとライフィセットを見ながら言う
マギルゥ「坊は、ベルベットの役に立ちたいんじゃよなー?」
グリモワールの言葉にマギルゥがライフィセットを見ながらニヨニヨしたようにしながら言う
フィ「……うん……」
マギルゥの言葉にライフィセットはチラッとベルベット見て少し頬を染めて言う
グリモ「授業料、高いわよ?」
グリモワールがテラリアとライフィセットの二人に言う
フィ「教えてくれるの!」
テラリア「本当か!」
グリモワールの言葉にテラリアとライフィセットはパッと明るく嬉しそうに聞く
グリモ「うっそ。健気さに免じて読んであげるわ。古文書はどこ?」
グリモワールはどこか楽しそうにしながら二人に言う
テラリア「(これで何かが分かるかもしれない……!)」
テラリアとライフィセットはお互いに顔を見合うと古文書を持ってグリモワールに近付く
テラリア「これがその古文書だ」
フィ「これです。グリモ姐さん」
テラリアがグリモワールに言うとライフィセットがグリモワールに手渡そうと古文書を出す
グリモ「姐さん、いらないから」
ライフィセットの言葉にグリモワールが言う
フィ「……は、はい姐さん……」
少し困ったようにライフィセットがグリモワール答える
テラリア「ラ、ライフィセット……」
ライフィセットの答えにテラリアが違うと伝えようと名前を言い、グリモワールはライフィセットを少しだけ睨む
フィ「姐さんはいらない……うん」
グリモワールの睨みとテラリアの言葉にライフィセットハッとして確認するように呟くと古文書を手渡す
グリモ「さて、どんな本かしら……」
グリモワールはライフィセットから古文書を受け取ると古文書をパラパラと捲り見る
グリモ「古代アヴァロスト語か……また厄介なやつね……傷みもあるし、ササッとは読めないわよ……」
古文書を読みながらグリモワールが言う
ベル「可能な限り急いで」
グリモワールの言葉にベルベットが言う
ロクロウ「急ぐにしてもこんなところじゃなんだ。落ち着ける場所に移ろうぜ」
ベルベットの言葉にロクロウが周りを見て言う
カディ「ロクロウの言う通りだ」
ロクロウの案にカディッシュが頷く
グリモ「さっきの失言忘れてあげる……この先にハリアって村があるわ」
グリモワールがロクロウを見ながら言う
ロクロウ「応。かたじけない」
グリモワールの言葉に笑顔でロクロウが言うのだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時