if:テラリアがライフィセットの器だったら……2 ページ47
テラリア「一つ方法がある」
風が吹き抜ける中テラリアが言う
テラリア「君が私の力に連なる者……従士になれば同じように力を得ることが出来る」
その言葉にエレノアが驚いたような表情をする
エレノア「ほ、本当ですか!?」
驚きながらテラリアにエレノアは聞き返すとテラリアは頷く
テラリア「だが、デメリットもある。君に何かあれば私やペソ、ライフィセットに影響が出る
私は君を背負おう。君も私やペソ、ライフィセットを背負う覚悟はあるか?」
真剣な表情でエレノアに聞くと同じく真剣な表情と瞳でエレノアははいと答える
テラリア「わかった。君の覚悟確かに。私の手を取ってくれ」
エレノアの覚悟を瞳で確かめるとエレノアに言う。エレノアはテラリアの右手を取る
テラリア「我に宿りし大いなる聖厳なる命の者に新たなる耀き光る、光あるところ闇あり、闇あるところ光あり巡る宿縁ここに寿がん
今、我が意になる命を与え連理の証とせん。覚えよ連なる者、汝に与える真名を」
エレノアがテラリアの右手を取ると彼女の手を握り目を瞑り契約の言葉を唱える
テラリア「フェーデトラキエンス=ジャヴェロット」
そしてテラリアが真名を唱えると眩い光が辺りを照す
テラリア「……これで君は私の従士になった。聖隷と直接契約した時と同じように力があるはずだ」
光が落ち着くと静かにテラリアはエレノアに言う
エレノア「あ、ありがとうございます!」
静かに告げるテラリアの言葉にパアッと嬉しそうにエレノアが礼を言う
テラリア「ふふ……」
エレノアの反応に小さく笑った時
「ああ、良かった対魔士さんとご一緒でしたか」
「おー、お前ら何ともねえか?」
近付く二人の影ーホッとしたように安堵の表情をするユルールとカディッシュはキセルをクルクルと回しながらやって来た
テラリア「カディ!ユルール!」
やって来た二人の名前を呼ぶ
ユルール「一人で大丈夫かな?と思いながら探してたんだよ」
穏やかにテラリアにユルールが言う
テラリア「ああ。私なら大丈夫だ。それに……彼女もいたからな」
ユルールの言葉にテラリアは頷きエレノアを見ながら答える
エレノアはテラリアの言葉に一瞬だけ面食らうが直ぐに照れたように顔を紅くさせる
カディ「で?何やってた?」
成り行きを黙って見ていたカディッシュがキセルを吹かし、真剣な目をさせながらテラリアに聞くのだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時