第九十一話:聖殿パラミデス 十八章 ページ43
神殿内の仕掛を解きながら、そして戦闘をしながらようやくテラリア達は神殿の最奥へ辿り着く
辿り着いた先には業魔がいる。どういう基準で業魔がいるのかこの場でわかるかもしれないとテラリアは思う
ベル「やっぱりいたわね……」
おそらくは業魔がいると思っていたのがわかる言葉をベルベットが呟くと同時に業魔が飛びかかってくる
飛びかかってきた業魔にテラリアを含めそれぞれの武器を構えようとするが、目の前で以前にも見た結界に弾かれ業魔は内側へと戻っていく
テラリア「またあの結界か!!」
結界によって内側へ戻された業魔にテラリアが以前にも見た結界がある場所とそこにいた喰魔のことを思い出し叫ぶ
カディ「当たりだな」
ロクロウ「こいつも“喰魔”ってわけだ」
テラリアの言葉にカディッシュとロクロウが頷き合うと結界がある場所にいる業魔は喰魔だと確信を持ち言う
アイゼン「ベルベットの予想通り、“七つの首”は個体ごとに姿が違うようだな」
業魔…喰魔の姿にアイゼンが宿屋でベルベットの予想通りだと言うと喰魔が声を上げ
フィ「感じてた場所はここだよ!」
喰魔が声を上げるのと同時にライフィセットが喰魔から目を離さずに今まで感じていた場所がこの場だと言う
マギルゥ「どうやら、坊の方も大当たりのようじゃな」
感じていた場所を告げたライフィセットを見ていたマギルゥがライフィセットを見て言う
フィ「ワァーグ樹林と同じ感覚……僕が感じていたのは」
ユルール「ライフィセットが感じていたのは地脈点というわけだ」
ライフィセットは今まで感じていたものがわかり、それを言葉にする。その途中からユルールがライフィセットの言いたいことを頷き言う
カディ「それよりこいつどうするんだ?」
ロクロウ「クワガタみたいに小さくなれば連れていけるが……」
テラリア達のやり取りをキセルを吹かし聞いていたカディッシュが喰魔の大きさからどうするのかと、そして続くだろう言葉をロクロウが以前見た喰魔を思い出しながらベルベットに聞く
ベル「生き死になんてどうでもいいわ。喰魔こいつを倒してカノヌシの首を潰す、それだけよ」
ベルベットはロクロウ達へ答えながら喰魔を睨み、言い切ると結界の内側へと走り入る
ベルベットにやや遅れてテラリア達も結界の内側へ入るとそれぞれの武器を構える
武器を構えると同時に喰魔が悲鳴のような鳴き声を上げテラリア達へと襲いかかってくるのだったー……
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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時