〔TOB〕導師継承者２ (ページ42)

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第九十話：聖殿パラミデス　　十七章ページ42

業魔と戦った場所から前衛バトルメンバーとして戦うベルベット、ロクロウ、カディッシュ、エレノアの４人

その４人をライフィセットとテラリアはそれぞれ聖隷術に弓でフォローしながら一緒に戦っていた

業魔の爪により怪我をしたユルールはアイゼンと一緒に一番後ろを歩いてついてきている

前衛組であるテラリア達とユルール達の間でマギルゥが聖隷術と「霊揺」という奥義で聖寮の対魔士と聖隷を相手にしていた

……時折聖殿パラミデスに辿り着くまでに戦った業魔のような物凄く強いと感じる聖隷と相対しているとマギルゥ１人で他の対魔士と聖隷を相手にしていたが(※実話)

ユルール「もう、心配性だな」

怪我のため前衛をしてきたユルールは現状に苦笑いしながらアイゼンに言っているのが攻撃を避けた時に見えた

アイゼン「一人でワイバーンを相手にしていたからな。心配はないと思うが、あの時と状況が違うからな」

相手側の攻撃避け体勢を戻す時に今度はアイゼンがユルールへ言葉を返しているのが見え聞こえた

確かに。ロウライネ(あの時)ワイバーンと戦った時とは状況が完全に違う

ロウライネの時は道中で大きな怪我を負うこともなく辿り着きワイバーンと戦闘、そしてその後の戦闘は無かった

今回の聖殿パラミデスではまだ先もある状況で大きな怪我を負った。それだけの違いがある

そして、オスカー達との戦闘なのかテラリアにはまだわからないが、確実に(・・・)ワイバーンの時のような戦闘が起きることだけはわかる

テラリア「(たとえ戦闘になったとしても、私は立ち止まらない。ベルベット達と旅を続けて自分の目で確かめる……！この世界を……！そして、『真実(答え)』を！)」

戦闘をしながら改めてテラリアは決意をする。自身の答えを確かめるためにも聖寮ではない視点から世界を知るためにも

マギルゥ「坊もお主も儂の扱いが酷くはないかーー！？」

今の戦闘が終わるとマギルゥよりもベルベット達のフォローをしたことにマギルゥが抗議の声を上げる

カディ「しゃーねーだろうが。こっちは戦闘になった半分くらいの対魔士共とあの聖隷頑丈で大変だったが他の対魔士共と一緒に相手にしながら何とか引き止めてただろうが」

マギルゥ「あいたっ！」

服の所々を煤けさせたカディッシュがキセルでマギルゥの頭を叩きながら言う

ライフィセットとテラリアはちらりと視線を見合わせ苦笑いするのだったー……