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第八十九話:聖殿パラミデス  十六章 ページ41

ベルベットやロクロウ達の治療をしているテラリアは視線を少し離れた場所にいるエレノア達に移して彼女達を見る

テラリア達がいる場所にまで聞こえてこないが、エレノアの様子に、彼女はユルールに怪我を負わせてしまったことを誤っているのだとテラリアは認識した

ベル「もういいわ。そろそろ行くわよ」

テラリアにもう回復術は必要ないことを言うとベルベットは視線をエレノア達に向けてエレノア達に向かって言う

彼女の側には治療が終わったユルール、アイゼン、ライフィセットの4人がいる

ユルールの治療が終わり、アイゼンと少し話していたライフィセットがタタッとベルベットに走り駆け寄る

エレノア「はい。行きましょう」

ベルベットの言葉にエレノアは頷くとユルールを振り返り言って歩き出す

その様子にテラリアは少し前までのユルールのことを苦手としていた彼女だが、克服したのか、ユルールと接する時どうすればいいのかわからないというといった様子だったがその様子が完全に無くなっていた

一歩成長した様子のエレノアにテラリアはよかったと小さく頷く

ロクロウ「ユルールのことを苦手そうにしていたが克服したんだな」

隣に立ったロクロウがテラリアが見ていたエレノアの様子にエレノアに聞こえないように小さく言う

テラリア「あぁ。そうみたいだ」

安堵しているテラリアにロクロウはよかったなと声をかけると嬉しそうに笑いながら同意する

カディ「こっから先はユルールとアイゼンが後ろに下がって後衛。ライフィセットとテラリアは前衛のサポートでマギルゥが前衛との間にでいいか?」

キセルを吹かしながらベルベットに戦闘メンバーの割り振りをしいいかどうかを聞く

マギルゥ「待てい!儂がひとり中衛なのか!?ひどすぎじゃろう!?」

しっかりバトルメンバーの内訳を聞いたマギルゥが抗議するが

ベル「そうね。それで行きましょ」

ロクロウ「了解」

マギルゥの抗議を無視してベルベットが決定をするとカディッシュは次へ進む時からのバトルメンバーをアイゼン達に伝えに向かう(ロクロウもカディッシュの後ろに付いて行く)

テラリア「(この先も何があるのか、何が起こるのかわからない以上は気を引きしなければならないな)行こうペソ」

業魔が走り去った先を見ながらテラリアは気合いを入れ直すと肩にいるペソを見て言う

ペソ「キュウ!」

同意するように鳴いたペソにテラリアは頷くとベルベット達と共に何がある神殿内を進むのだったー……

第九十話:聖殿パラミデス  十七章→←第八十八話:聖殿パラミデス  十五章



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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時

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