第八十二話:聖殿パラミデス 九章 ページ34
二手に分かれてそれぞれの道の先を調べるにあたりメンバーの組分けをどうするかとテラリアは考え込む
カディ「んじゃ、こっち側は俺とロクロウ、エレノアにマギルゥでどうだ?」
くるくるとキセルを回していたカディッシュが回すのを止め、そのまま自身の後ろにある道ををくいと指しながら言う
テラリア「いいんじゃないだろうか?バランスも良さそうだ」
さらりと組分けをしどちらを調べるのかも言ったカディッシュにテラリアは隣のベルベットちらりと見上げると頷き言う
ベル「そうね。それじゃこっちは……」
カディッシュの組分けに対して言ったテラリアの言葉にベルベットも同じ考えだったようで頷き同意すると少し振り返る
ベルベットが少し振り返ると組分けをカディッシュが言ったら直ぐに動いていたのかアイゼンとユルールがライフィセットの側に来ていた
フィ「僕にユルールにアイゼン。それから」
側にやって来た二人をちらりと見るとライフィセットはベルベットにライフィセットは言う
ライフィセットに名を呼ばれたユルールはライフィセットに軽く微笑み、アイゼンは腕を組むと頷いて同意する
テラリア「ベルベットと私だな」
ライフィセットが促すように視線をテラリア達に向けると、テラリアはその言葉の続きをベルベットを見ながら自分達だなと答える
ベル「それでいいわね?」
テラリアの視線にベルベットは頷くと分かれるそれぞれのメンバーに問題はないかと視線をぐるりと全員を見渡して言う
そんなベルベットの視線と言葉にそれぞれが頷いたりして答える
カディ「さっさと調べに行くか」
ベルベットに答えるとカディッシュは言いながら後ろを振り返り調べに向かう。その彼の後ろにロクロウが続く
エレノア「ちょ、速いです!」
スタスタと歩いていくカディッシュとロクロウのあまりの速さにハッとしたエレノアが慌てて追いかける
マギルゥ「やれやれ、せっかちじゃの〜」
やれやれと首を振りマギルゥが言うと慌てて追いかけたエレノアと違いゆっくり歩いて向かう
カディ「マギルゥ!わざと遅く来ようなら雷落とすぞ!」
あまりにもゆっくりしすぎているマギルゥに何をしようとしているのかわかったテラリアは止めたほうがいいと言おうとするがそれよりも早くカディッシュがマギルゥに(脅しを)言う
マギルゥ「それは勘弁じゃ〜!」
少し前の雷騒動のことを思い出し、サッと顔を青褪めさせるとマギルゥも慌てて走り追いかけるのだったー……
第八十三話:聖殿パラミデス 十章→←第八十一話:聖殿パラミデス 八章
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時