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第八十一話:聖殿パラミデス  八章 ページ33

マギルゥが起こした一騒動を終えるとテラリア達は聖殿パラミデスに仕掛けられた仕掛けの解き方を記した石碑の後ろにある階段を降りていく

ベル「あれがさっきの石碑にあった杯?」

階段を降りながら見える大きな杯を見ながらベルベットが言う

ユルール「そうだろうね」

アイゼン「だろうな。あそこまでわかり易いやつだったとはな」

同じく階段を降りつつ見える大きな杯を見ながらベルベットの言葉にユルールは頷き、アイゼンも同意する

フィ「さっきの石碑には『杯はその【証】を力とし、水の流れを司る』ってあったからその【証】に火と水かな?の力で先に進めるんだよね?」

階段を降り終え、杯に近付きライフィセットが石碑の内容を思い出しながら言う

カディ「だろうが……駄目だな。おそらくはここがその証とやらなんだろうが……それがねえな」

ロクロウとカディッシュは階段を降りると直ぐに杯に近付き杯の周りを調べる

調べ終わったディッシュは盃の下の台座の何かをはめ込められるくぼみをビッとキセルで指す

盃の周りを調べていたロクロウがカディッシュに近付くと彼はロクロウに目を向けその意図を理解したロクロウは左右に首を振る

テラリア「そのくぼみにはまっていたのが証……」

そんな2人のやり取りにテラリアは左手を顎に当て石碑の内容と2人の言葉に何があったのかわかる

ユルール「先に進ませないためかな?抜き取ったんだろうね」

周りの流れ落ちている水を見ながらユルールはテラリアの言葉に同意して言う

エレノア「でしたら先に他を探すしかありません。丁度先に2つ探せそうな場所がありそうですし」

現在位置の場所から左右の先にある道をエレノアは見て言う

ベル「それしかないわね」

カディ「一旦これは無視だな」

エレノアの言葉にベルベットはそうだなと頷くき、カディッシュが一段程高い台座からトンッと軽く蹴って言いながら降りる

ユルール「左から行くかい?それとも右から?」

効率を考えつつ、戦闘時を考え分かれない方が良いのかと思ったユルールは首を傾げながらベルベットに聞く

ベル「二手に分かれましょ。戦闘になっても問題ないように組み分ければ問題ないわ」

そんなユルールの言葉にベルベットは少し考えるとさらっと答える

テラリア「(どう分けるんだ?)」

メンバーを分けるにもテラリア達は9人、且つ死神がいるので不測の事態への対応が可能なようにどうメンバーを分けるのか、テラリアは考えるのであったー……

第八十二話:聖殿パラミデス  九章→←第八十話:聖殿パラミデス  七章



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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時

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