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第七十九話:聖殿パラミデス  六章 ページ31

フィ「大丈夫かな?」

カディッシュにベルベット達が話をしている間にライフィセットはカディッシュの雷を食らい倒れ伏す対魔士達に近付く

テラリア「どうだろうか……」

対魔士達に近付くライフィセットに気付きテラリアもライフィセットの側に立ち対魔士達の様子に悩む

カディ「ん?あぁまだ触んねえ方がいいぞ。一応は気を付けたとはいえ、帯電してるかもしれねえからな」

対魔士の様子から触り、回復の聖霊術を掛けようとしたライフィセットにカディッシュが言う

エレノア「さ、触るとどうなりますか?」

テラリアとライフィセットとは別な離れた場所で倒れ伏す対魔士の1人を触ろうとしていたエレノアが慌てて手を引いてカディッシュを振り返り聞く

カディ「こいつらが食らった程ではねえがそれなりの電撃食をらう」

ケロリと何でもないように言うカディッシュに一度体験したことがあるのかロクロウはうんうんと頷く

「「「「「「どっちにしろ危険じゃないか!!!」」」」」」

カディッシュとロクロウの言葉にテラリア達は堪らず2人に対し叫ぶ

ロクロウ「はっはっはっ!」

カディッシュは黙りキセルを吸い、ロクロウはからりと笑ってテラリア達の叫びに答える




































マギルゥが命名した『カディッシュの雷騒動』が一段落したところで、対魔士達が妨害していた階段へと進み、そのまま何事も起こらず階段を降りていくと石碑があった

カディ「ん?こんなとこに石碑か?」

先程の騒動からそのまま先頭で階段を降りてきたカディッシュが最初に降りた先にある石碑と思われるものに気が付く

テラリア「そのようだな(暗号となっているわけではないな。これなら私でも読める)ええと……『杯はその【証】を力とし、水の流れを司る

証が青く色づき、杯に水が満ちる時、流れは壁となりて汝の行く手を阻む

また火の力で杯が乾き、証が白に染まる時、遮りの流れは治まり、汝の行く手は開かれん』

と書いてあるようだ」

階段を全員が降りると石碑と思われるものへと近付き、石碑だと改めて確認するとテラリアが石碑に書かれている文を読む

テラリア「(これはこの先にある仕掛の解き方…か?)」

石碑に書かれている文からテラリアは予想をする

ロクロウ「どういうことだ?」

テラリアが読み上げた文にロクロウは顎に手を当て考えるがわからなかったため隣のカディッシュに聞くのだったー……

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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時

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