第五十二話：グリモワール捜索〜マクリル浜〜３ ページ4
グオォ！
テラリア「瞬風の一閃！」
魔物にテラリアが風の力を宿した矢が襲う
カディ「業魔もいるが……魔物も多いな……」
カディッシュがキセルを吸いふぅと吐きながら言う
マギルゥ「そこは驚きじゃて」
やれやれという風にマギルゥが言う
ユルール「そろそろ真ん中になるんじゃないかな？」
魔物を倒し終え、剣を鞘にしまいユルールが言う
テラリア「(それにしても……)ここまででグリモワールはいなかったな」
弓をしまいながら見つからないグリモワールを心配そうにしながら言う
ロクロウ「マクリル浜の真ん中よりも向こう側ってことか？」
小太刀を仕舞いながらロクロウが言う
カディ「だろうな……けどこう魔物も業魔も多いと」
ロクロウの言葉に頷き、カディッシュはため息をし言う
アイゼン「だが行くしかないだろう」
カディッシュの言葉にアイゼンがやや呆れた言う
エレノア「そうですね。グリモワールが無事だといいのですが……」
アイゼンの言葉にエレノアは不安そうにしながら言う
ユルール「そうだね……」
ユルールが少し考えるしながら言う
テラリア「(グリモワールは何処に……？)」
魔物を倒し終えると坂がありテラリアが考えながら降りると
ベル「あれって……！」
ベルベットの何かに気付いた声が聞こえる
テラリア「(あれは……！)」
ベルベットの声に回りに業魔がいる中佇むノルミンが一人
フィ「グリモ姐さん!?」
テラリア「グリモワールか……！」
ライフィセットとテラリアの声が揃って言う
駆け寄ろうとするとグリモワールが去っていく
フィ「行っちゃう！」
去るグリモワールにライフィセットが言うとベルベットを先頭に追いかけようとするが業魔が行く手を塞ぐ
カディ「追いかける前に片付け先だな」
キセルを構え、業魔を睨みながらカディッシュが言う
ロクロウ「応」
テラリア「そのようだ」
カディッシュの言葉にロクロウとテラリアは小太刀と弓を出しながら頷く
ユルール「大きいの一体と中くらいのが少し……聖隷術は範囲系がいいかな？」
壁になる業魔達を見ると剣を抜きユルールが言う
ベル「何でもいいわ。邪魔するのなら……喰らうそれだけよ」
ベルベットの言葉に続くようにロクロウ、アイゼン、エレノア、ユルールが業魔に向かう
カディ「前衛は聖隷術に巻き込まれないようにしろよ！」
テラリア「私は中衛でベルベット達の援護だ」
テラリアは言いながら業魔に技を放つのだったー…
第五十三話：グリモワール捜索〜マクリル浜での戦い〜→←第五十一話:グリモワール捜索〜マクリル浜〜２
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
