第六十四話：ハリアでの解読８ ページ16
ベル「なら七つの喰魔を探し出して、"カノヌシの首"を潰せばいい」
マギルゥの言葉にベルベットが睨みながら言う
テラリア「(本当にそうなのか……？何かあの歌と意味が違う気が……)」
歌とベルベットの言うことは何かが違うとテラリアは感じる
ロクロウ「だが、喰魔はどこにいる？」
ベルベットの言葉にベルベットを見ながら言う
アイゼン「この歌によれば、喰魔とカノヌシの本体は地脈で繋がっている
喰魔が、カノヌシに"エサを送る口なら、地脈点"に配置するのが最も効率がいいはずだ」
ロクロウの言葉にアイゼンが答えるように言う
ベル「地脈点？」
アイゼンの言葉にベルベットが聞き返す
テラリア「確か、地脈の力が集中する特別な地のはずだ」
思い出すようにテラリアがベルベットに言う
テラリア「 ？ …… ！
ライフィセット！君が持っている虫がいた場所に結界があった」
ベルベットに言った後、テラリアは古文書の地図を見て何かに気付きライフィセットに言う
フィ「あ！うん確かにあった」
テラリアの言葉にライフィセットが慌ててその虫を出す
エレノア「テラリア様、まさか、この虫が喰魔だというのですか？……確かにだとしたら聖寮が捕獲していた説明がつく」
ライフィセットが出した虫を見ながらエレノアがテラリアに言うとテラリアは頷く。テラリアの頷きにエレノアも納得する
フィ「あと、離宮にも同じ結界があったよね？」
虫から視線をテラリアに移し確認するようにライフィセットが言う
テラリア「あの巨大な鳥がいたあそこだな」
ライフィセットの言葉にテラリアが頷き肯定する
ベル「あれも喰魔……？喰魔の姿は、それぞれ違うってことか」
ライフィセットとテラリアの言葉にベルベットは左手を腰に当て思い出しながら言う
ロクロウ「ローグレスへ行って確かめるか？」
確認するようにロクロウがベルベットに言う
カディ「そう焦ってもしょうがねえぞ？解読を始めたばっかだしな」
ロクロウの言葉にカディッシュが言う
ベル「そうね。焦って無駄足は踏みたくない」
カディッシュの言葉に頷きベルベットが同意し言う
テラリア「そうなれば古文書の中身をもう少し知っておきたいところだな……」
ベルベットの言葉にテラリアが視線を古文書に移し言う
グリモ「……」
古文書を見ながらグリモワールは何か悩む
マギルゥ「なにか気になるのかえ？」
悩むグリモワールに気付いたのかマギルゥがグリモワール聞くのだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
