第六十話:ハリアでの解読4 ページ12
テラリアはライフィセットの言葉の意味が分からなかった
テラリア「(私は何か言ったのか……?)」
ライフィセットの言葉にテラリアは言葉を返せない
フィ「テラリア……?」
ライフィセットはテラリアの様子に心配そうに名前を言う
グリモ「古文書、ちょっといいかしら?」
オロオロするライフィセットと固まるテラリアにグリモワールは何もなかったように言う
テラリア「あ、ああ。すまない」
グリモワールの言葉にテラリアは慌てて古文書を返し少し離れる
フィ「もしかして……覚えてない?」
離れたテラリアにライフィセットは近付くとグリモワールの邪魔にならないように聞く
テラリア「ああ……古代アヴァロスト語は多少グリモワールに教えてもらったとはいえ、
解らないなと思いながら古文書を見ていたのは覚えてはいるんだが……
ライフィセットの言う何かを言ったことは覚えていないんだ……」
ライフィセットの言葉に頷き、困ったようにしながら小さくテラリアもライフィセットに返す
フィ「え、えっと……」
テラリアの言葉にライフィセットは何かを言おうとして言えずにいると
グリモ「……あなたの肩の聖隷が関係してるんじゃない?」
古文書を見ていたグリモワールがライフィセットとテラリアに言う
フィ「テラリアの……?」
テラリア「肩……?」
グリモワールの言葉に目をパチパチとさせながら二人は視線をペソに向ける
ペソ「キュウ?」
視線を受けたペソは首を傾げる
フィ「テラリア!ペソはもしかして、解るんじゃない!」
グリモワールが解読している古文書をチラッと見るとライフィセットは言う
テラリア「そうなのか?ペソ?」
両手でペソを抱きテラリアが聞く
ペソ「キュ……」
テラリアの言葉にペソは困ったように鳴く
フィ「ペソ?」
ペソの様子にライフィセットは?を浮かべペソに聞く
テラリア「ペソは何か思うことがあったのかもしれないな」
ペソの様子にテラリアが目を瞑り言う
ペソ「キュウ〜……」
テラリアの言葉に申し訳なさそうにペソは鳴く
フィ「そうみたいだね……」
ペソの様子にライフィセットも何かを感じ、それ以上の追求はしなかった
テラリア「私はペソが何かを思っていて伝えれないのならば、私を通し伝えるのでも私はかまわない、なペソ」
ペソの頭と自身の額を当てながらテラリアはペソに向かって言うのだったー…
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作者名:クーシー | 作成日時:2018年2月4日 20時