〔TOB〕業魔と共に行く聖隷２ (ページ9)

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第五十七話：グリモワールへの依頼ページ9

エレノアとライフィセットがノワールと言うユルールに混乱している

ユルール「ああ……僕がノワールと会ったとき、好きに呼んでいいというのでノワールと呼んでいるんだ」

エレノアとライフィセットの言葉に頷きながらユルールは、二人の混乱を解くように簡単に説明する

グリモ「ああ……あんただったの。久し振りねぇ……」

そんなユルールに思い出したようにグリモワールが言う

ユルール「はい、お久し振りですノワール」

グリモワールの言葉に小さく笑いながら答える

カディ「(知り合い……かなり久し振りに会ったようだな。ユルールの見た目と実年齢、実は違ったりしてな……)」

カディッシュはグリモワールとユルールのやり取りに考え込む

ベル「それより！」

ベルベットが話が戻らないことに声を上げ戻そうとする

グリモ「で」

ベルベットの声にグリモワールも同じように(一言でだが)マギルゥに促す

マギルゥ「なかなかに興味深い古文書があっての、その解読を頼みたいんじゃ」

グリモワールの促しに体を揺らしながらマギルゥが答え、頼む

グリモ「へぇあんたが他人に肩入れするなんて珍しいこともあるのね……」

マギルゥの言葉に少し驚きながらグリモワールがマギルゥに言う

カディ「(マギルゥが肩入れ……これで肩入れ……なのかよ？)」

カディッシュはグリモワールの言葉に疑問に思う

マギルゥ「ヒマつぶしによくての」

疑問に思っているカディッシュを余所に、グリモワールの言葉にマギルゥは楽しげに言う

テラリア「ヒマつぶしなんて言うなマギルゥ。これは大事なことなんだ」

マギルゥの言葉にテラリアはムッとしたようにしながらマギルゥに言う

グリモ「あたしはヒマじゃないけど」

マギルゥの言葉にため息のようなものをするとグリモワールがマギルゥに言う

ビエンフー「ビエ～ン、グリモ姐さんそこをなんとかお願いでフー！」

グリモワールの返しにビエンフーが頼もうとする

グリモ「そういうの、やってないから」

ビエンフーの頼みもグリモワールはバッサリと斬り捨てる

マギルゥ「ふむぅ……残念無念引き受けてはもらえぬかー」

カディ「(こいつは一筋縄じゃいかない相手だな……俺じゃあ本を訳せねぇし……どうすっかな……ん？彼奴ら……)」

グリモワールの返答にマギルゥが言う中、カディッシュもどうするか考えているとライフィセットとテラリアが何かを考えるのが見えたのだったー…