〔TOB〕業魔と共に行く聖隷２ (ページ48)

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if：ロクロウが人間だったら……３ページ48

エレノア「私がいたこと知ってたんですか!?」

ロクロウ「……」

ユルールの言葉の何に驚いているのかロクロウは少し呆れたようにエレノアを見る

その後、ユルールはロクロウにライフィセットのことを聞くとエレノアがライフィセットを渡してほしいと言う

ロクロウ「断る」

エレノアの言葉にロクロウはキッパリと言い放つ。エレノアは当然驚き何故!?と詰め寄る

ロクロウ「俺はベルベットに返しきれない恩がある。そのベルベットがライフィセットを助けてほしい、そう言ったんだ

返しきれない恩に報いるためにも、俺はライフィセットを守らなければならん」

真剣な表情でロクロウはエレノアに言う

テラリア「対魔士としての力がほしい、ということなのだろう？ならば私がどうにか出来る」

ロクロウに食い下がろうとしていたエレノアにテラリアが対魔士の力をどうにか出来ると告げる

テラリアが怪訝そうなエレノアに説明をする。契約をすることなどの説明を

ロクロウ「………」

ユルール「大丈夫かいロクロウ？」

誰も気付かないぐらい小さく息を吐いたロクロウにユルールが近付き声をかける

ロクロウ「……ん？何がだ？」

隣に座り心配そうにするユルールにロクロウはいつものように返すが、少しだけ反応が遅い

ユルール「……体は平気なのかな？ということだよ」

反応が遅いロクロウに理由を知っているのかため息を小さく吐いて聞く

ロクロウ「応。これ位は、な」

ジッと見ながら聞いてくるユルールに素直に言葉を返す

ユルール「……無理は駄目だよ」

諦めたようにユルールは小さく小さく息を吐き、ロクロウの頭を軽く撫で離れる

少しするとテラリアとエレノアの作業？が終わり更に暫くするとベルベット達がやって来た

そしてエレノアはベルベットに再戦を申し込む

カディ「ロクロウ!!大丈夫か!?」

やって来たカディッシュは速攻ロクロウの下へと走り向かい、心配をする

ロクロウ「カディッシュ！無事だったか！」

カディッシュの声が聞こえるとロクロウも立ち上がり同じく怪我などがないかを確認し安堵する

カディ「それは当然だ！全くお前は……」

ロクロウの様子にカディッシュは一度息を吐くとわしゃわしゃとロクロウの頭を撫で回す

ロクロウ「お、おい！子ども扱いはするな！」

撫で回すカディッシュにロクロウは抗議する

カディ「(無理しやがって……)」

ロクロウの頭を撫で回しながらカディッシュそう思うのだったー…