第八十八話：パラミデス１０ ページ40
それぞれの道の先を調べに向うメンバーが決まるとカディッシュは直ぐに歩き出す
エレノア「ちょ、速いです！」
調べに向うメンバーが決まった途端のあまりの速攻さにエレノアは一瞬呆けるがハッとして慌ててカディッシュと彼を直ぐに追って歩いていたロクロウを追いかけていく
マギルゥ「やれやれ、せっかちじゃの〜」
慌てて追って走るエレノアをみたマギルゥはやれやれと首を振り言い、わざとゆっくりと歩いて向かう
カディ「(はぁ……)マギルゥ！わざと遅く来ようなら雷落とすぞ！」
先を歩いていたカディッシュは内心でため息を吐き出し止まり、直ぐに後ろを振り向くとマギルゥに脅しを落とす
マギルゥ「それは勘弁じゃ〜！」
流石のマギルゥでも、少し前に起きたカディッシュの雷騒動と彼の身体から迸る雷(わざと)と言葉に本気だと悟り、大慌てで走り出し合流しようとする
その様子を見ていたベルベット達は呆れていたり、苦笑いしていたが……
マギルゥがダッシュし始めるとカディッシュはまた歩き出す。ロクロウも彼の後ろを着いていく
エレノアはマギルゥ！急いでください！と声をかけ前を歩く２人を少し小走りで追いかけ追いつくと歩く
マギルゥ「こりゃー！少しは待たんか！」
バタバタと慌てて走り追いつくとマギルゥはカディッシュへ叫ぶ
カディ「喧しいぞ。さっさと俺は
スタスタと歩みを止めることなくカディッシュは左手で頭を掻きながら言う
ロクロウ「だな。あまり長くいて今いる対魔士達よりも多くと戦ってこの島を出るのは大変になりそうだしな
まぁ、そんなことになって戦えることは別にいいが、戦いがいがあればいいんだがなぁ」
腕を組みながらロクロウがカディッシュに同意しつつ自身の望みを言う
エレノア「いや、よくないですよ！？」
確かにこれ以上長くいて村の人達に迷惑をかけたくないとエレノアもロクロウの言葉に頷いて同意すると、聞こえてきた次の言葉にツッコミを入れる
カディ「戦えようが戦えまいが俺はとっとと帰りてぇ。思った以上に海水浴びまくって髪がゴワゴワしてる……」
前側でも結わえて長さを腰ほどにしている長い髪を指で梳こうとするが、指が通らない
固まってしまっている様子にエレノアが思わず叫び、ロクロウも急がないとなと同意する
マギルゥ「だから、儂は無視か〜！！」
トントンと話を進めるカディッシュ達３人にマギルゥが叫ぶのだったー……
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、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月4日 20時) (
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
