〔TOB〕業魔と共に行く聖隷２ (ページ30)

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第七十八話：パラミデスヘ……６ページ30

テラリア「わっ！」

ロクロウ「おっと、大丈夫か？」

戦闘で矢を放ったテラリアはいた場所の足場が悪いせいか後ろへ転びそうになると業魔と魔物を倒したロクロウが近くにいたため直様テラリアを支える

テラリア「すまない、ありがとうロクロウ」

転びそうになったことに驚きながらも支えてくれたロクロウに礼を言う

ライフィセットが大丈夫？と声をかける

ユルール「気を付けて進もう。特にアイゼンね」

少しだけ戦闘から離れていたユルールがやって来ながら周りの特に戦闘に参加していたメンバーに聞こえるように言い、チラリとアイゼンを見て苦笑いしながら言う

カディ「気いつけろよ」

声が聞こえたのか、先頭にいたカディッシュは業魔を倒すと、キセルをくるくる回し振り返りながらロクロウに言うと応、と頷いて答える(テラリアも側にいるため彼女も頷く)

エレノア「砂浜もそうですが、ここも戦いにくいですね……」

カディッシュの側で戦っていたエレノアが何時もような戦闘ではないためか疲れたように言う

ユルール「仕方がないかもね……地形的にもね……」

エレノアの言葉にユルールはそっと左手首を押さえる。そんな彼をライフィセットは心配そうに見る

アイゼン「あぁ……」

ユルールの言葉にいつも以上に眉間の皺がよっていそうなアイゼンが頷く

フィ「もう少しでパラミデスかな？」

話していたカディッシュ達より先を進んだ辺りで戦闘をしていてその戦闘を終えたライフィセットが戻って来ながら言う

テラリア「そのはずだが……」

同じく戦闘が終わり弓を粒子に変えて仕舞い、同じように戻って来ながらテラリアが言う

ベル「時間掛かったわね」

戦いにくい為に戦闘になると時間が掛かりながらもやっと目的地に辿り着きそうであることにベルベットは先に見える建物を見ながら業魔手を戻し言う

ユルール「あれがパラミデスだね……」

ベルベットの近くにより彼女が見ている方向をユルールも見ながら言う

テラリア「遠くからでもわかるな……澄んだ水のように綺麗な建物だ」

２人が見ている方向をテラリアも見ると薄っすらと見える建物にテラリアは水のように綺麗だと言う

カディ「侵入者避けはおそらく水を使った仕掛けだろうな」

更にその後ろにカディッシュとロクロウが寄り、カディッシュがキセルを咥えながら言う

アイゼン「ああ」

カディッシュとロクロウと同じくアイゼンもよると彼の言葉に神殿が建っている地形的にそうだろうと頷くのだったー……