第七十一話：その先３ ページ23
カディ「(なら……)」
アイゼン「何を考えていた」
ユルールの言葉にカディッシュが何を考えていたと探る目線を向けると同時にアイゼンが言う
ユルール「"穢れ"喰らうってあったけど、それは"呪い"なんじゃないかな……って」
そんな二人の視線と言葉にユルールは目を瞑って特に二人に向かって言う
アイゼン「 ！ ……」
カディ「……」
ユルールの言葉にアイゼンとカディッシュは顔を顰める
ベル「"呪い"……？」
アイゼンとカディッシュ二人の反応に気付かずユルールにベルベットが聞き返す
ユルール「うん。強い力を得るためには代償がいる……例えば」
聞き返してきたベルベットにユルールが答える
が
テラリア「"誓約"……だな、ユルール」
ユルールが言う最後の言葉をテラリアが言う
ユルール「うん。"誓約"は重いもの程強い力を得ることが出来るけど、破ったときの反動も大きい……
"呪い"も"誓約"とかまじないとかと原理は同じだからね
"呪い"と"誓約"は紙一重……それは誰かを苦しめる何かになるか、力となるか、だから」
テラリアに言われてしまったことには触れずにユルールはテラリアの言葉に告げる
テラリア「("呪い"と"誓約"は紙一重……か確かにそうなのかもしれないな……)」
ユルールの言葉にテラリアは一歩間違えれば力になるものが自身を、誰かを蝕む呪いになると納得する
ベル「"呪い"と"誓約"は紙一重……」
そんなユルールの言葉にベルベットは思い当たるのか小さく呟く
カディ「取り敢えず」
ロクロウ「ライフィセットが示した方角に行かないか？」
カディッシュが切り替えるように言い、続けてロクロウはカディッシュの言葉に頷き言う
マギルゥ「そうじゃの」
伸びながらマギルゥがカディッシュとロクロウの言葉に同意する
ベル「ええ」
ユルール「うん」
伸びながら言ったマギルゥにベルベットも同意し、ユルールも頷くと全員が部屋を出る
フィ「あれ？ユルール？」
部屋を出て周りを見ると最後に出てくるはずのユルールがいないことにライフィセットが気付く
テラリア「グリモワールに話しているんじゃないか？」
出てきたばかりの部屋を見ながら言った直後にユルールが部屋から出てくる
テラリア「パラミデスに向かうか？」
全員が揃ったのを確認するとテラリアが言う
カディ「違うだろ？ちゃんと宿を取り直して明日だ明日だ」
その言葉に窓を見ていたカディッシュがキセルで窓を指しながらが言ったのだったー……
第七十二話：パラミデスヘ……その前→←第七十話：解読と歌、その先２
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月4日 20時) (
レス) id: fe98f476fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
