第六十九話：解読と歌、その先 ページ21
テラリア「あの巨大な鳥がいたあそこだな」
ライフィセットの言葉にテラリアは少し思い出すように思案すると頷き肯定する
ベル「あれも喰魔……？喰魔の姿は、それぞれ違うってことか」
ライフィセットとテラリアの二人の言葉にベルベットは喰魔と思わしき業魔の姿を思い出しながら言う
カディ「(地脈点に業魔……喰魔がいる。ん？喰魔？穢れを喰らう……ベルベットが自分のことそう言っていたな……)」
話を聞きながらカディッシュはふとベルベットの言っていた言葉を思い出す
ロクロウ「ローグレスへ行って確かめるか？」
カディッシュが右手を顎に当てながら思い出してるとロクロウがベルベットに確認するように言う
カディ「(おっと)そう焦ってもしょうがねえぞ？解読を始めたばっかだしな」
思考を直ぐに戻すとロクロウの言葉にカディッシュが思ったことを言う
ベル「そうね。焦って無駄足は踏みたくない」
カディッシュの言葉にベルベットが頷いて同意する
テラリア「そうなれば古文書の中身をもう少し知っておきたいところだな……」
ベルベットの言葉にテラリアは頷くと視線を移し古文書を見ながら言う
カディ「(ん？)」
テラリアが古文書に視線を移すとカディッシュも同じく移すとグリモワールの様子に何かを感じる
グリモ「……」
古文書を見てグリモワールは何かを悩む
マギルゥ「なにか気になるのかえ？」
悩むグリモワールに気付いたマギルゥがグリモワールに聞く
グリモ「喰魔が"生えかわる"っていうのが……ねぇ……」
カディ「("生えかわる"……"代わる"でも"替わる"でもない……二つに意味が……？)」
グリモワールの言葉にカディッシュもどういうことかと思案し始める
フィ「あっ!!」
考え何か解りそうなそうではないような奇妙な所に行きつくと何かを感じたらしいライフィセットが声を上げる
テラリア「ライフィセット、どうした？」
ペソ「キュウ？」
直ぐに側にいたテラリアとペソが声をかける
フィ「ワァーグ樹林の時と同じ感じがした！」
テラリア達に答えると同時にカディッシュ達にも何があったのかを伝えるとライフィセットは羅針盤を取り出し何かを探り始め、ある方角を指し示すと、その方角を全員が見る
マギルゥ「この方角は、聖主アメノチの聖殿パラミデス……今は聖寮の施設じゃったか？」
指し示された方角にあるものをマギルゥが言うのだったー……
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
