第五十一話:グリモワールの捜索 続き３ ページ3
ベルベットにロクロウ、カディッシュ達はマギルゥに呆れる
ユルール「マクリル浜に向かおっか」
そんなベルベットやカディッシュ達に困った表情をしながら言う
エレノア「そ、そうですね……」
エレノアもユルールの言葉に同じく困り顔しながら言う
カディ「……で？このだだっ広いマクリル浜を探せってか？」
マクリル浜に着くとカディッシュが言う
ベル「あたし達が探しているグリモワールもビエンフーみたいな聖隷なのよね？
正直、アレがライフィセットやアイゼンと同じ聖隷とは思えないんだけど？」
カディッシュに続いてベルベットがマクリル浜を歩きながら言う
マギルゥ「疑問はもっともじゃが微妙な話も多くてのー」
マギルゥはやれやれとしながらベルベットに言う
ビエンフー「話せる範囲でお話しするでフよ〜」
ビエンフーがマギルゥに続いて言う
ベルベットとロクロウがビエンフーの顔はどんなのか、リボンを取ってもいいかと聞くが教えれないとビエンフーが言う
ライフィセットが何故？と聞くとそれも答えれないと言う
テラリア「それはつまり……」
ベルベット達のやり取りにテラリアは困ったようにする
カディ「(おいおい)話すと言っておいて話せない……ってか」
カディッシュが呆れキセルを吸いながら言う
ユルール「話せる範囲でって言うから話せる範囲ではないということだと思うよ」
ユルールがカディッシュの言葉に少し困ったように言う
ベル「話せないことばかりじゃない何なら話せるわけ？」
ビエンフーの答えにベルベットは興味なさそうに聞く
カディ「(ベルベットみたいになるわな)」
カディッシュはビエンフーの言葉にベルベットの興味なさそうな態度に納得している
ビエンフー「例えばボク達がどんな種族かとか、聖隷界ではどんな位置づけや能力とか」
フィ「あ、それ聞いてみたい」
ビエンフーがベルベットの言葉に答えるとライフィセットがビエンフーに頷く
テラリア「確かに私もノルミンについて知らないことがある……ビエンフー教えてもらえるか？」
テラリアがライフィセットに続いてビエンフーに少し考えてから聞く
ビエンフー「分かりましたでフよ、テラリア様。ライフィセットもよく聞くでフ〜！
ボク達は"ノルミン族"というれっきとした聖隷の一種族なんでフよ
他の聖隷と比べると、自然を操る霊力は落ちるんでフが、他者の能力を引き出し強化する力に秀でてるんでフ」
テラリアとライフィセットに説明するビエンフーだったー…
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作者名：クーシー | 作成日時：2018年2月4日 20時
