〔TOB〕業魔と共に行く聖隷２ (ページ11)

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第五十九話：グリモワールへの依頼３ページ11

グリモ「……へぇ、自分達で勉強して読む気？」

テラリアとライフィセット内容は違うが同じことを言った二人にグリモワールが言う

フィ「僕、本読むの好きだし……昔のこととか知りたいから……必要なんだ」

グリモワールの言葉にライフィセットは頷くと言う

テラリア「私は知りたいんだ……この世界の真実を知るために……私に、私達に必要なことなんだ」

ライフィセットの言葉に続けてテラリアがグリモワールを見ながら言う

カディ「(熱心、だな……テラリアは言っている通り真実を求めて……ライフィセットはベルベットのためってところか……)」

カディッシュは二人の様子にそう思う

グリモ「坊や達、随分熱心じゃない……」

グリモワールはテラリアとライフィセット二人の言葉に二人を見ながら興味深そうに言う

マギルゥ「坊は、ベルベットの役に立ちたいんじゃよなー？」

グリモワールの言葉にマギルゥはライフィセットをニヤニヤしながら見て言う

フィ「……うん……」

マギルゥの言葉にライフィセットはベルベット見て頬を染めさせながら言う

カディ「(誰かのために役立ちたいと思うのは当然……しかも、自身に世界を教えてくれたのなら、な)」

ライフィセットの言葉にカディッシュは小さく笑いながら思う

グリモ「授業料、高いわよ？」

グリモワールがテラリアとライフィセットの二人に言う

フィ「教えてくれるの！」

テラリア「本当か！」

グリモワールの言葉にテラリアとライフィセットはパッと明るくしグリモワールに聞く

カディ「(受けてくれるのか……)」

ロクロウ「受けてくれるようだな！」

カディ「ああ」

カディッシュはグリモワールの言葉に少し驚き思っているとロクロウが言ってくると頷く

グリモ「うっそ。健気さに免じて読んであげるわ。古文書はどこ？」

グリモワールはライフィセットとテラリアを見てどこか楽しそうにしながら言う

カディ「教えるのでも読むでもどっちでも受けてくるなら良かったぜ……」

グリモワールの言葉にカディッシュはホッとする
テラリア「これがその古文書だ」

フィ「これです。グリモ姐さん」

テラリアがグリモワールに言いライフィセットがグリモワールに古文書を出し手渡そうとする

グリモ「姐さん、いらないから」

ライフィセットの言葉にグリモワールが言う

フィ「……は、はい姐さん……」

ライフィセットはグリモワールの言葉に頷くのだったー…