〔TOZ〕雷の天族２ (ページ46)

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if：カディッシュが人間だったら……２ページ46

カディッシュとロゼが話し合っているとレディレイクの空気が変わる

カディ「！これは……」

レディレイクの空気が変わったことを感じたカディッシュは立ち上がり空を見上げる

ロゼ「どーしたのカディ？」

急に立ち上がったカディッシュに驚きつつロゼが声をかける(カディッシュの名前を聞くと長いということでカディ呼びになった)

カディ「空気が変わった……」

小さくカディッシュは言う

ロゼ「え？あー……うん、そうだね？」

今一つ理解していないがロゼはカディッシュの言葉に頷く

カディ「(あそこからか……)悪いありがとうなロゼ」

何処からレディレイクの空気が変わったのかカディッシュは解るとその場所へと向かう

ロゼ「へ？あ！もう平気なの!?」

動き出したカディッシュに驚きながらロゼは聞くともう一度カディッシュはありがとうと礼を言う

そんなカディッシュにしょうがないなというように小さく笑いながらロゼは「おう！」と答える

教会へとカディッシュが入るとそこには女騎士と服装の違う青年がいた

「貴公は……？」

女騎士がカディッシュに気付いたらしく声をかける

雰囲気が違う少年に服装の違う青年がカディッシュのことをおそらく聞いているのだろう耳打ちをしている

カディ「ずっとここは重苦しい空気だったが……お前がそれを祓った……とそういうことか？」

耳打ちをしていた青年にカディッシュが聞く

「俺じゃなくてこっちの……天族ウーノさんが」

言い淀みつつ少し離れた場所ながら隣の雰囲気が違う少年に似たおそらく青年を見ながら青年が言う

カディ「天族……そっちの男とその二人と同じ、か？」

青年の言葉にカディッシュは雰囲気の似た少年と女性、青年に視線を向けながら言う

カディッシュの言葉に女騎士や女性、青年達に少年が驚く

「君は僕達が見えているのか!?」

青い少年が驚きながらカディッシュの言葉に反応する

カディ「どういうことだ……？」

少年の言葉にカディッシュは首を傾げる

「天族は普通の人には見えないんだ。あ、俺スレイっていうんだ」

カディッシュの言葉に導師の青年-スレイが答える

カディ「普通の人間には見えない？どういうことだ？」

スレイの返答にカディッシュは首を傾げ聞き返す

「私はアリーシャだ。それから、天族は霊応力が高い人間にしか見えないんだ」

カディッシュに女騎士-アリーシャは簡単に天族の見えない理由を説明するのだったー…