第二十話：大規模侵攻ーその後２ー ページ23
第二次大規模侵攻から数日……
閃「……こっちは異常なし、と……」
近界民達が来ないとは限らないため閃は現在防衛任務に出ていた
防衛任務に参加する前までは弟妹達の側にいた。大規模侵攻後、ボーダーが落ち着いてから家に帰ると一番下と下から二番目は幼稚園のためか泣きながら抱き着いてきた
他の弟妹(中学生と中学生に近い小学５・６生)も泣きはしなかったが、相当心配していたことがわかるほど勢いよく駆け寄って来た
泣きじゃくる下の弟妹達を抱きしめてやり無事だと声をかけてやるが泣き止まない
抱きしめる力を強めて大丈夫だと言ってやる。他の弟妹達も兄と弟妹達を抱きしめる
そして落ち着いたらこの日から防衛任務に出る日まで兄弟妹全員で一部屋に集まって夜一緒に眠った
防衛任務に出るその時まで ー大規模侵攻から戻った時よりは落ち着いていたがー 心配していた弟妹達
しばらくは早めに任務を終えて弟妹達の下へ帰らなければと任務をしながら思い返し、思った
{近衛先輩大丈夫ですか？}
考え事をしていると心配そうに閃に通信が入る
閃「ん？あぁ、心配しなくても大丈夫だ。黒江ありがとうな」
通信をしてきた加古隊の黒江に弟妹に言うように優しく通信し返す
黒江{そうですか？……無理だけはしないでください}
そんな閃の通信に安堵したのか声音が先程よりも柔らかくなる
閃「ああ、もちろんだ」
黒江の通信を終えると閃は場所を移動する
閃「(心配させてしまうとは……駄目な兄貴だ……)」
黒江の言葉に弟妹達の帰った時の様子が浮かんでくる
気が付けば防衛任務が終わりの時間になり黒江と共に他の合同任務に参加していた隊と合流すると加古から隊へ入らないか誘われるが、閃は他に誘われた時と同じ様に家族の為にソロが良いと断る
残念と加古は言うが、諦めてはいなさそうな雰囲気を誰もが気付いているが何も言わない
何時もであればそのまま仮眠し夜中の防衛任務に参加するが、閃はその防衛任務が終わると家へと帰宅するためさっさと報告を済ませる
閃「早く帰ってやらないとな……」
バタバタと帰る準備をして出入口に向かっていると
「何だ？珍しいなもう帰るのか？」
と言う声が後方からかけられ振り返る
閃「荒船に村上に当馬、ゾエにカゲまで……どうした？」
後ろからやって来た同級生達に足を止めどうしたのかと聞く
荒船「それはこっちのセリフだ」
トリオン体の荒船が閃の言葉にそう言うのだったー……
第二十一話：大規模侵攻ーその後３ー→←第十九話：大規模侵攻ーその後ー
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クー(プロフ) - 優珂さん» ご指摘ありがとうございます！ (7月12日 23時) (
レス) id: 1741a37ba0 (このIDを非表示/違反報告)
優珂 - 狙撃銃を構えてる時にレーダーに写る事になるのでグラスホッパーとバックワームの位置入れ替えた方がいいですよ。 (7月11日 23時) (レス) @page2 id: 74d3bdb7ba (このIDを非表示/違反報告)
ゆで卵(プロフ) - すみません突然！！当真勇の名前間違えてます…！当馬になってます (2021年7月27日 13時) (レス) id: a14af7ea27 (このIDを非表示/違反報告)
z5pzuchg3c4hfbe(プロフ) - クロエさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2021年1月17日 15時) (レス) id: de6d266c98 (このIDを非表示/違反報告)
クロエ(プロフ) - 面白かったです！更新頑張ってください！！ (2021年1月17日 12時) (レス) id: 60aaeffad3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クーシー | 作成日時：2017年6月20日 19時
